お見合いを左右する飲み物が運ばれるまで５分間の会話の導入
ホテルラウンジのお席に着いてから、最初に何をお話しますか？
お席に着きましたら、改めて自己紹介をしてから、メニューを見て飲み物を頼みます。
男性が女性の飲み物を聞いてから、自分の飲み物と一緒に頼みます。
係の人にどちらの飲み物かを分かるように頼みます。
当然、女性の飲み物から「彼女はカフェオレ、私はブレンドコーヒー」というようにオーダーします。
ポイント１は、係の人が飲み物を置く順番は女性からですので、「コーヒーはどちらでしょう」と言われないように、スマートに置いていただけるようにしてください。
ポイント２は、係の人に「お願いいたします」と、「ありがとうございました」の言葉を注文したときと、持ってきていただいたときにお礼を言うことで、印象が良くなります。
このポイントとは、「礼儀正しい」と「思いやりがある」、そして「優しい」と感じられます。
飲み物が運ばれてくるまでが、このお見合いを楽しく過ごせるかどうかを左右する時間となります。
この間、約５分です。
大切な５分になります。
何を話そうかなとその場で考えるのでは、沈黙の始まりになります。
この５分は、緊張をほぐす時間です。
プロフィールに書いてあることは、このときには話をいたしません。
一番旬な話題を話します。
この話題は共通なことがポイントです。
例えば、今の時期は卒業式が多いです。
ホテルに来る途中で、卒業生を見かけませんでしたか？
お相手も来る途中やホテルロビーで見かけたことでしょう。
「こちらに来る途中で、大学の卒業式だと思いますが、綺麗に着飾った学生さんが大勢いました。
私は卒業式からだいぶ年数が経ちましたけど、友達と教授を囲んで謝恩会をしました。
今は、大学の卒業式に親が一緒に出席しているようですが、確か、私のときには親は来なかったと思います。
卒業式の思いでは何かありますか？」
このように、共通な話題となるような、その日に見聞きして感じたことからお話をすることで、和やかになります。
これからは、桜の花も咲きますので、お花見の話題もいいです。
「ホテルに来る途中で、桜の花が咲きはじめていました。
このホテル近くには皇居がありますので、畔の桜は綺麗でしょうね。
毎年、上野公園で会社の同期とお花見に行きますが、お花見には行かれていますか？」
このような季節話題が答えやすいです。
他には、ホテルロビーに飾ってありますお雛様や五月人形なども、ご自分の子どものころを思い出してお話をして、お相手にその頃のことを尋ねることも、話の切っ掛けづくりになります。
この５分の間に沈黙の１０秒が無いようにしましょう。
飲み物がくる間の５分で、和やかな雰囲気づくりをしてください。
