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2025.08.11

なぜ“もっと良い人がいるかも”と思ってしまうのか?婚活を終わらせたいのに終われない理由


婚活を続けていると、ふとした瞬間に頭をよぎる言葉があります。

「この人で本当に良いのだろうか」
「他にもっと条件や相性の合う人がいるのではないか」


こうした感情は、一見すると慎重で冷静な選び方のようにも思えます。

しかし現場でカウンセラーとして数多くの婚活者を見てきた経験から言えば、この思考が長期化の最大要因になることは珍しくありません。


たとえば、お見合いで出会った相手と交際を始めても、デートの帰り道で「悪くないけれど、もっと合う人がいるはず」という感情が芽生える。

すると次のデートまでの間に他の候補を探し始め、せっかく関係を育てるはずの時間が比較に費やされてしまいます。

その結果、気持ちが深まる前に交際を終了し、またゼロの状態に戻ってしまうのです。


この繰り返しは本人も疲弊しますが、周囲から見ても「なぜ決められないのか」が理解されにくく、本人の自己評価にも影響を与えます。

やがて「私は優柔不断なのではないか」「結婚自体に向いていないのでは」といった自己否定に発展し、婚活そのものへの意欲が下がってしまうこともあります。


では、なぜ人は「もっと良い人がいるかも」という感情から抜け出せないのでしょうか。

本記事では、その心理的背景と行動のクセを明らかにしながら、最後には迷いを断ち切り“決める力”を持つための具体的な方法を提示します。

条件の理想化が終わらない


婚活が長期化する人の多くに共通するのが、自分の中で描く「理想像」が活動を続けるほど高くなっていくという現象です。

活動を始めた当初は「年収は〇〇万円以上あれば十分」「学歴は特にこだわらない」と思っていたのに、何人かと会ううちに「やっぱりこのくらいはあってほしい」「学歴もある程度は必要かもしれない」と条件が上方修正されていきます。


これは単なるワガママではなく、人間の心理的な性質によるものです。

人は新しい情報や経験を得ると、それを基準に評価を行う傾向があります。

婚活の場合、最初の数回で高条件の相手と出会うと、それが脳内の「標準値」として固定され、その後の相手が相対的に物足りなく感じられてしまうのです。


特に婚活初期は、年齢やプロフィール条件が市場で有利なことも多く、申し込みや申し受けが多く入ります。

この段階で出会った相手が高スペックであればあるほど、その基準が心の中で“当たり前”として残り、以降は少しでも条件が下回ると「もっと良い人がいるかも」という発想に直結します。


問題は、この条件の理想化が終わらない限り、現実の相手と真剣に向き合うことが難しくなることです。

数字や肩書といった条件ばかりを追いかけてしまうと、相性や価値観、生活リズムの一致といった、結婚生活の土台となる部分を見落とす危険があります。


実際、条件を最優先して相手を選び続けた結果、「年収は申し分ないけれど、会話がかみ合わない」「学歴は高いけれど、一緒にいて疲れる」といった理由で破談になるケースは珍しくありません。

表面的な条件は会員プロフィールを見れば簡単に比較できますが、日々の生活で感じる安心感や居心地の良さは、会って時間を重ねなければ分からないものです。


婚活において重要なのは、条件と感覚のバランスをどう取るかです。

条件の理想化を止められない人は、自分の基準を「絶対に譲れない条件」と「できればあった方が良い条件」に分けて整理することが必要です。

すべてを絶対条件にしてしまうと、選択肢は急速に狭まり、比較対象ばかりが増えていきます。その結果、どんな相手と出会っても「もっと良い人がいるかも」という迷いから抜け出せなくなります。

比較基準が常に「仮想の相手」になっている


「もっと良い人がいるかも」という思考の背景には、実際には存在しない“まだ見ぬ理想の相手”がいます。

この仮想の相手は、自分にとって都合の良い条件・性格・価値観をすべて兼ね備えた完璧な人物像として、頭の中に作り上げられています。


婚活の場では、新しい会員情報やプロフィールをいつでも見られる仕組みが整っています。

結婚相談所でもアプリでも、「もっと条件の良い人が明日登録してくるかもしれない」という期待感が常に刺激されます。

これは宝くじの当選発表を待つような感覚に近く、「今の相手よりも上が現れるかもしれない」という淡い希望が、現実の関係構築を後回しにさせるのです。


厄介なのは、この仮想の相手は現実の制約や欠点を持たないため、どこまでも理想的に見えることです。

顔立ちも性格も、年収や家族構成まで自分に都合よく設定できるため、目の前の相手と比較したときにどうしても「何かが足りない」という感覚に陥ります。


実際、婚活現場で「条件も性格も悪くないのにお断り」という理由を深掘りすると、「他にもまだ会える人がいる気がする」「何となく決めきれない」という曖昧な答えが返ってくることがあります。

これは比較対象が現実の人物ではなく、脳内の理想像になってしまっている典型です。


この状態を続けると、どんな相手と会っても欠点探しが先に立ちます。

相手の良いところに目を向ける前に、「もっと良い人がいるかも」という前提で観察してしまうため、心が開きにくく、相手にも距離を感じさせてしまいます。

その結果、相手からも「本気で向き合ってくれていない」と判断され、交際が短期間で終了するケースが増えます。

過去の交際相手や出会った人との比較から抜け出せない


「もっと良い人がいるかも」という感情は、過去の経験から強化されることもあります。

かつて交際した相手や、印象的な出会いをした人が基準になり、今の相手を無意識にその記憶と比較してしまうのです。


たとえば、以前付き合っていた相手が高収入だった場合、それが自分の中で“普通”や“最低ライン”として刷り込まれます。

あるいは、過去に会話が非常に盛り上がった相手と出会った経験があると、それ以降は会話のテンポやユーモアの質が劣る相手を「合わない」と感じやすくなります。


この比較癖の厄介な点は、過去の記憶が美化されやすいことです。

時間が経つにつれて、別れた理由や当時の不満は薄れ、良かった面だけが強調されます。

すると、現実の相手を正しく評価する前に「昔のあの人の方が良かった」と感じてしまい、今の関係を育てる意欲が削がれます。


婚活現場では、「悪くはないけれど、あの時のあの人ほどではない」という理由で交際終了を選ぶ人は少なくありません。

これは過去の人と今の人を比べ続ける限り、どれだけ条件や性格が合う相手と出会っても決められない状態に陥る典型です。


さらに、この比較は過去の交際相手だけでなく、お見合いや初対面で印象が強かった人にも及びます。

「あの時のお見合い相手はこういう気遣いをしてくれたのに」「前に会った人はもっと積極的だったのに」と、断片的な良い記憶と今の相手を比べてしまうのです。

こうした比較は、一見冷静な判断のように見えますが、実際には現実の相手の魅力を正しく見る妨げになっています。


この状態から抜け出すには、「過去は過去、今は今」と意識的に切り分ける習慣が必要です。

比較するなら過去の誰かではなく、今の相手と自分の未来像がどれだけ重なり合うかを基準にすること。

それができない限り、「もっと良い人がいるかも」という感情は消えず、婚活は終わりません。

決断の直前で「後悔したくない」がブレーキになる


婚活の終盤で多くの人を立ち止まらせる感情が「後悔したくない」です。

結婚は人生の大きな決断であり、一度選んだら簡単には引き返せない。その重さが、最後の一歩を踏み出す勇気を鈍らせます。


特に、複数の相手と並行してやり取りできる婚活の仕組みは、この迷いを強化します。

「もう少し会ってみてから決めよう」「全員と一通り会ってからでも遅くない」と考え、結果的に全員との関係が浅いまま時間だけが経過します。

これは表面的には“慎重”に見えますが、実際には「選ばなかった方が良かったらどうしよう」という恐れからの先延ばしです。


そしてこの迷いは、並行交際の段階だけでなく真剣交際に進み、一人に絞った後にも再び現れます。

将来の住む場所、仕事の継続、家族との関係など、結婚生活の具体的な設計を話し合う場面になると、「本当にこの人で良いのだろうか」「今ならまだ引き返せるのでは」という気持ちが頭をもたげます。


現場でよくあるのは、話し合いが進むにつれて、相手の価値観や優先順位の違いが見えてくるケースです。

例えば住む場所の選び方や家計の管理方法など、生活の基盤に直結するテーマで意見が食い違うと、「もっと条件も価値観も合う人が他にいるのでは」という思考が再び活性化します。


しかし、結婚において100%の確信が持てる瞬間はほとんどありません。

不確実性を抱えたまま選択し、関係を育てていく覚悟が必要です。これを受け入れられない限り、決断は永遠に先送りされ、婚活は終わりません。

迷いを断ち切り“決める力”を持つための行動法


「もっと良い人がいるかも」という思考から抜け出すには、迷いをゼロにすることではなく、迷いを抱えたまま決められる力をつける必要があります。

ここでは現場で成果を出している具体的な方法を紹介します。


1. 譲れない条件を3つに絞る

条件が多ければ多いほど、どこかが欠けた相手を除外し続けることになり、選択肢は急激に狭まります。

年収や学歴といった数値条件だけでなく、価値観や生活リズムなど、自分にとって本当に外せないものを3つに絞ることで判断がブレにくくなります。


2. 比較対象を「今目の前の相手」に限定する

過去の交際相手や理想像は、現実的な判断の妨げになります。「この人とならどんな日常になるか」という視点で未来を描き、他者との比較は意識的に断ち切ることが重要です。


3. 期限を決めて判断する

「この人と○回会ったら結論を出す」と先に決めておくと、迷いを理由に先延ばしすることを防げます。期限があることで、自分の感情や相手との関係性を集中して見極めることができます。


4. “完璧”は存在しないと理解する

結婚は条件のパズルではなく、互いの努力で形作られる関係です。

小さな不満や物足りなさは誰と結婚しても必ずあり、それを埋めるのは愛情や信頼関係の積み重ねです。


現場で短期成婚を実現している人は、迷いを完全に消すことを目指しません。

不確実性を受け入れたうえで「この人とならやっていける」という感覚を信じ、一歩を踏み出しています。

結婚における“決める力”とは、その一歩を踏み出す勇気と、選んだ後に関係を育てる覚悟を持つことなのです。

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