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2025.12.04
一緒にいて楽しくても“結婚は別問題”。将来像が合わないと続かない現実

一緒にいて楽しいほど、将来像のズレに気づきにくい
婚活では「一緒にいて楽しい」「話していて心地よい」と感じられる相手に出会うことが大きな安心になり、そこから一気に気持ちが前に進む人は多い。
会っている時間が自然で、次のデートが楽しみになり、相手のことをもっと知りたいと感じる——その感覚自体はとても健全で、恋愛感情が育つ初期段階としては本来あるべきものと言える。
ただ、その“楽しさ”に意識が向きすぎると、結婚において最も大切な「将来像が合うかどうか」の確認が後回しになりやすい。
気持ちが先に走ると、違和感に気づけるポイントを見落とし、真剣交際に入り、後から大きなズレを抱えて迷うパターンは婚活の現場では何度も起きている。
一緒にいて楽しいからと“初期テンション”だけで気持ちを高めると、本質的な相性が見えなくなる
婚活では、初対面から2〜3回目のデートまでの間に「この人といると自然」「気を使わなくて済む」と感じることがある。
その感覚は確かに大切だが、ここで気をつけなければいけないのが“初期テンションによる判断のゆがみ”である。
人は、好意を持った相手に対して「見たい部分だけを見る」傾向が強く、特に序盤は相手の良いところばかりに目がいく。
例えば、会話が弾んだ、趣味が合った、笑顔が素敵だった——そうしたポジティブな要素が続くと、恋愛感情の立ち上がりが早まり、冷静に相性を見極める視点が薄れていく。
しかし結婚相談所の活動では、この“序盤の楽しさ”だけで判断を急ぐことは大きなリスクにつながる。
なぜなら、結婚生活の土台となる価値観や生活スタンスは初期デートだけでは見えにくく、相性の本質は会えば会うほど明らかになるからである。
序盤のテンションに身を任せてしまうと、本来確認すべきポイントである
・家事・生活の分担イメージ
・働き方や収入の安定感
・休日の過ごし方
・子どもの希望
・住む場所に対する考え方
といった“現実的な条件”が後回しになりがちだ。
「一緒にいて楽しいから大丈夫だろう」と感情で補正してしまうと、本来デート3〜4回目で確認すべきテーマを持ち越し続け、真剣交際直前になって初めて重大なズレに気づくケースは少なくない。
つまり、序盤の楽しさそのものが問題ではなく、“楽しさだけを根拠に相手を判断し始めること”が危険なのだ。
婚活では、楽しさと現実の確認は同時進行で進めなければいけない。
感情を優先し過ぎると、将来像の話を切り出すタイミングを逸しやすくなる
好意が強くなってくると、人は「嫌われたくない」「空気を壊したくない」と考えやすくなる。
その結果、本来なら早めに確認するべき将来像の話を避け、デートの雰囲気を優先するようになる。この“確認の先延ばし”が、後々の大きなズレを生みやすい。
例えば、住む場所の希望や働き方の考え方は、結婚生活を大きく左右する重要なテーマであるにもかかわらず、感情が先に盛り上がっていると「まだ言わなくてもいいか」と後回しにしやすい。
さらに、相手の希望を聞くのが怖くなり、「今の楽しい雰囲気が壊れたらどうしよう」と感じてしまうと、話せないまま関係だけが進んでいく。
しかし、真剣交際に入ってから価値観のズレが明らかになると、修正は非常に難しい。
真剣交際は気持ちを固めていく段階であり、すり合わせの段階ではない。
ここにズレを持ち越してしまうと、感情ではつながっているのに将来像ではすれ違っているという矛盾が生まれ、関係が複雑化する。
つまり、序盤で話せないテーマは中盤になっても話せない。
感情を優先しすぎると確認すべきテーマに触れられなくなり、後になって大きな溝として現れる。婚活では「言いづらい話ほど早めに」が鉄則である。
将来像の不一致が見えているのに、“好きだから”と真剣交際に進むのはリスクでしかない
婚活の現場で最も多い迷走のひとつが、「将来像が明らかに違うのに、好きだから一旦真剣交際に進んでみよう」という判断である。
気持ちが先行すると、人は現実的な不一致を“今はまだ気にしなくていいかもしれない”“真剣交際で話せば調整できるはず”と解釈しやすい。
しかし、結婚相談所における真剣交際は「ズレを修正する段階」ではなく、「お互いの将来像が無理なく一致しているかを最終確認する段階」であるため、ここに持ち込みで解決するのは極めて難しい。
実際、住む場所の希望、働き方、家族との距離感、家事分担の意識など、結婚生活の基盤となる価値観は、話したからといって簡単に変わるものではない。
生活や仕事の背景には、それぞれの人生経験や環境が影響しており、「好きだから合わせる」「気持ちがあるから何とかなる」という感情論では調整しきれない構造的な理由が存在する。
また、真剣交際は“1対1の関係を深めていく”ステージであり、複数の選択肢を持ちながら柔軟に相性を探れる仮交際とは違う。
つまり、そこでズレが発覚しても、簡単には引き返せない。
気持ちを込めるほど視野が狭くなるため、冷静に判断できるタイミングは序盤〜中盤しかない。
そこで“好き”を優先して現実から目をそらすと、真剣交際以降に違和感が膨らみ、結果的に交際終了と大きなダメージを残すケースが多い。
婚活における「好きだから一旦進む」という判断は、恋愛感情では正しく見えても、結婚という長期視点では誤りになりやすい。
将来像のズレが見えているなら、その段階で必ず確認し、無理があるのであれば踏み込まない。
この冷静さこそ、最終的に成婚する人が共通して持っている判断軸である。
感情が強くなりすぎると、不一致があっても別れを選べず、関係が長引いてしまう
婚活では、気持ちが育ちすぎたことで“引き返せなくなる”現象が起きる。
特に、序盤からテンションが上がり、そのまま感情が積み上がっていくと、人は「ここで別れたらもったいない」「せっかくここまで来たから続けたい」という心理に偏り、将来像が合わない事実を直視できなくなる。
感情が強くなるほど、合理的な判断が難しくなる。
例えば、住む場所が完全に合わない、働き方の方向性が真逆、結婚後の家族観が一致していない
——こうした根本的な不一致があっても、気持ちが絡んでいると「自分が合わせれば何とかなる」「相手もそのうち変わるかもしれない」と解釈しやすい。
しかし結婚観や生活観は、短い交際期間で変わるものではなく、無理をした側が結局負担を抱え、交際終了や結婚後の破綻につながる。
さらに、真剣交際中に将来像が合わないと分かっても、感情が大きいと別れを決断できず、関係だけが長期化してしまう。
この“長引かせる問題”こそ成婚率を最も下げる要因のひとつである。
本来、交際終了を選べば次の出会いに向かえるのに、情が絡んで動けなくなると、数ヶ月をただ失うことになり、その間に他のご縁を逃す。
婚活では、気持ちが大きくなること自体は良い。ただし“将来像が一致しているかどうか”を確認せずに感情だけが育つと、判断基準が感情に偏り、不一致を見ても引き返せない状態になる。
結果として、成婚までの道のりが大きく遠回りになる。結婚相談所では、この“感情による判断麻痺”が最も危険であることを常に理解しておく必要がある。
“感情”と“将来像の一致”の両方をバランスよく見られる人が、最短で成婚に辿りつく
婚活では、感情だけでも、条件だけでも前に進まない。
「将来像が合うか」という現実的な一致が必要なのは当然だが、そこに“好きという感情”が育たなければ、真剣交際にも成婚にもつながらない。
一方で、感情が強すぎると現実のズレを見落としやすく、反対に、条件ばかりに意識が向くと気持ちが育たず交際が続かない。
最終的に成婚に至る人は、この両方を同時に見ながら判断できている。
実際の婚活では、感情と現実はいつも同じタイミングでは育たない。
序盤は“楽しい”が先に来ることが多く、中盤で将来像が見え始め、終盤でようやく両方を冷静に照らし合わせられるようになる。
このプロセスの中で、成婚していく人は、どちらか一方に偏らず、感情と将来像の両軸で相手を観察している。
例えば、感情が育ってきた時点で、
・住む場所
・働き方
・家族との関わり方
・家事分担の考え方
といった現実面をしっかり確認する。
逆に、将来像が合うと分かった相手には、自分から心を開き、ペースを合わせながら感情を育てていこうとする。これが“結婚を前提とした交際”に必要な姿勢である。
結婚は感情だけで決まらず、条件だけでも決まらない。
両方が一定の基準でそろった時に、初めて「この人とならやっていける」という実感が生まれる。
だからこそ婚活では、気持ちと将来像の両輪が揃っているかどうかを冷静に見極める姿勢が重要になる。
バランスよく両方を確認できる人ほど、迷走せず、短期間で正しい相手に辿りつく。
それが、成婚者に共通する最もシンプルで確実な法則である。
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