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2025.10.17
成婚間際に不安になるのはなぜ?|“マリッジブルー”が起きる本当の理由

結婚相談所で活動を続け、真剣交際からいよいよ成婚が見えてきたとき、誰もが心のどこかで安堵と喜びを感じるものです。
しかし同時に、「本当にこの人でいいのだろうか」「この先、生活が変わってしまうのではないか」という不安が突然押し寄せてくる瞬間があります。
いわゆる“マリッジブルー”と呼ばれるこの現象は、決して珍しいことではありません。
むしろ成婚を控えた多くの男女が経験しており、そこには明確な心理的理由があります。
これまでの婚活は「選ぶ」「選ばれる」という比較的客観的な判断の積み重ねでしたが、成婚が決まる直前になると、いよいよ自分の人生に直結する“決断”の段階に入ります。
そのプレッシャーこそが、不安を引き起こす最大の要因です。
婚活において順調に進んでいたカップルほど、急に気持ちが揺れることがあります。
仮交際や真剣交際の期間中は「一緒に過ごして楽しい」「価値観が合う」といった感覚的な確認が中心ですが、成婚を意識する時期になると、より現実的な視点が働き始めます。
相手の生活習慣や金銭感覚、将来の居住地、親との関係など、これまで触れていなかった課題が見えてくることで、一時的に“冷静になりすぎる”のです。
これは感情が冷めたわけではなく、長期的な安定を求める心理が強まった結果といえます。
マリッジブルーは感情の波というよりも、理性と感情のバランスが変化する段階です。
恋愛感情だけで進んできたフェーズから、生活を共にする現実的な選択へと切り替わるタイミングで、人は誰でも一度立ち止まります。
大切なのは、その揺れを否定することではなく、「今まさに結婚を現実として受け止め始めた証」と理解することです。
「結婚=生活の変化」を前に“現実感”が一気に押し寄せる
成婚が目前に迫ると、交際中には意識していなかった現実的な問題が次々と浮かび上がります。
名字が変わること、住む場所の選択、仕事の継続や転勤、家計の管理など、結婚によって生じる生活の変化が具体的に想像できるようになるからです。
これまでの婚活は“理想の相手を見つける”という未来志向の活動でしたが、成婚を目前にした瞬間から“自分の生活をどう変えるか”という現実志向に切り替わります。
特に結婚相談所での活動では、成婚退会が「結婚を前提とした関係のスタート」であることを理解しているため、プレッシャーは一層強くなります。
プロポーズの言葉を受ける瞬間は嬉しいはずなのに、心の奥では「この先、後戻りできない」という感覚が芽生えることもあるでしょう。
人は大きな環境の変化を前にすると、たとえそれが幸せなものであっても一時的に不安を感じます。
それは過去の生活を守ろうとする自然な防衛反応です。
たとえば、仕事を続けたい女性が転居の可能性を考えるとき、職場との距離や通勤時間、ライフバランスが一気に現実問題として浮上します。
逆に男性の場合は、「家族を守る責任」が現実味を帯びる瞬間に不安を感じやすい。
いずれも結婚そのものを疑っているわけではなく、これからの生活に対して慎重に準備を始めているサインなのです。
相手への信頼が試される“最後の確認期間”
成婚直前に気持ちが揺れる背景には、「この人となら本当に大丈夫なのか」という信頼の最終確認が隠れています。
仮交際・真剣交際の期間では、お互いの良い面を中心に見て関係が築かれますが、いざ結婚という段階になると、相手の弱点や価値観の違いにも目が向くようになります。
些細な言動が気になったり、以前なら流せた発言に違和感を覚えたりするのは、信頼関係が深まったからこそ生まれる心のチェック機能です。
結婚は「相手を信じて委ねる決断」であり、その直前では誰もが慎重になります。
「自分の見る目は正しかったのか」「相手は本当に誠実な人なのか」といった確認は、冷めたのではなく、むしろ本気で向き合っている証です。
結婚相談所の成婚者の多くも、「一度は不安になったが、正直に話し合えたことで確信に変わった」と振り返ります。
重要なのは、この期間に相手に不安をぶつけるのではなく、丁寧に共有することです。
「不安がある=ダメな関係」と思い込む必要はありません。むしろ、最後にしっかりと確認し合える関係こそが、長く続く夫婦の土台になります。
理想と現実のギャップが見えた時、人は“後悔への防衛”を働かせる
成婚間際になると、誰もが一度は「この選択で後悔しないだろうか」と自問します。
これは、理想と現実のギャップを前にしたときに自然に起こる心理反応です。
婚活初期は「こういう人が理想」という基準で相手を見ますが、交際を重ねるうちに「自分がどこまで受け入れられるか」という現実の目線に切り替わっていきます。
相手の考え方や生活習慣に“完璧さ”を求めていた時期から、「一緒に歩んでいけるか」という実質的な基準へと変化するため、気づけば小さな違いが気になり始めるのです。
たとえば、金銭感覚のわずかなズレや、家事分担に対する考え方の違いなど、結婚後の生活をリアルに想像できるようになるほど、細部への意識が高まります。
そうしたときに出てくる不安は、「本当にこの選択が正しいのか」と確認したくなる防衛本能です。
人は大きな決断を前にすると、過去の経験や他人の失敗談を思い出し、無意識に“リスク回避”を試みます。
しかし、理想と現実の差を見つけたからといって、それが結婚をやめる理由にはなりません。
むしろ、結婚生活を見据えて冷静に相手を見つめ直せている証拠です。長く続く関係に必要なのは“欠点がない相手”ではなく、“欠点があっても受け入れられる相手”。
マリッジブルーはその許容度を測る最終ステップだといえるでしょう。
家族・仕事・環境の“外的要因”が決断を鈍らせる
成婚間際に気持ちが揺れる理由は、相手そのものだけではありません。
むしろ多くのケースでは、家族や仕事、住環境といった外的要因が心理的負担を増大させています。
特に女性の場合、結婚後の姓変更や転居、仕事の継続など“自分の生活の軸”を変えざるを得ない場面が多くあります。
これまで築いてきたキャリアや人間関係を思うと、「本当に変えて大丈夫なのか」と立ち止まる気持ちは当然です。
男性側も同様に、「相手を経済的に支えられるのか」「将来、家族を守り続けられるのか」という責任の重さを意識する瞬間に、不安を感じやすくなります。
さらに、両親への紹介や結婚の報告を進める中で、親の反応が期待と違った場合、気持ちは一気に揺らぎます。
「もっと近くに住んでほしい」「仕事を辞めるのか」など、周囲の意見が入ることで迷いが増えるのです。
このような時期こそ、誰のための結婚かを冷静に考えることが重要です。
結婚は親を安心させるためでも、世間体を整えるためでもなく、二人が共に人生を歩むための選択です。
他者の意見を参考にすることはあっても、最終的な決断は自分たちで下すべきものです。
周囲との距離感を整理し、二人の意思を中心に据えることが、マリッジブルーを超える鍵になります。
“不安がある=ダメ”ではない。乗り越えた先に本当の成婚がある
マリッジブルーを感じること自体は、何も悪いことではありません。
それは「結婚という現実に真剣に向き合っている証」であり、成婚の最終段階における自然なプロセスです。
実際に多くの成婚者が「一度は迷った」「本当にこの人でいいか考えた」と口にしています。
重要なのは、不安をなかったことにしようとするのではなく、きちんと向き合い、言葉にして伝えることです。
結婚は、すべての迷いが消えた状態で迎えるものではありません。
むしろ、迷いを共有しながら一歩ずつ歩む関係が、夫婦としての信頼を深めていきます。「不安を言っても嫌われない関係」「一緒に考えてくれる関係」こそが、結婚生活における本当の安心です。
マリッジブルーを乗り越える過程で、互いの価値観や考え方を改めて確認できたカップルほど、成婚後の安定度が高い傾向があります。
結婚相談所での成婚退会は“ゴール”ではなく、“信頼関係のスタート”です。
不安を感じるからこそ、人は真剣に相手を見つめ、より良い未来を選び取ろうとします。
その過程を丁寧に歩むことで、「迷いの先にあった確信」こそが、本当の成婚へとつながるのです。
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