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2025.06.25
その“マイペース”、結婚を遠ざけてるかも?

「婚活は無理せず、自分のペースでいいと思うんです」──
そう語る女性はとても多いです。心がすり減るような出会いに疲れた経験があれば、なおさら「自然体でいたい」「焦らず進めたい」と思うのは当然です。
でも、その“マイペース”がいつの間にか「相手の気持ちを無視した進め方」になっていないでしょうか。
結婚は一人ではできません。
誰かと歩幅を合わせ、時に歩み寄りながら築くもの。にもかかわらず、自分の心地よさだけにこだわっていたら、いつまでも“選ばれるタイミング”を逃し続けることになります。
今回は、「マイペースな婚活が成婚を遠ざける理由」について、現場で多くの事例を見てきた視点から掘り下げていきます。
「自分のペースでいい」は、“誰とも噛み合わない”婚活の始まり
婚活における「自分のペース」とは、実際には“他人との歩調を合わせない”という意味になってしまうことが少なくありません。
例えば、お見合い後に「LINEは夜にまとめて返すタイプなんです」「土日しか予定を空けられなくて…」と伝える女性もいますが、それが許容されるのは相手が強く好意を持っている場合だけです。
好意の温度がまだ育っていない段階でスローペースすぎると、そもそも芽が出ないまま終わってしまいます。
さらに、「この人とはゆっくり向き合いたい」という想いがあっても、それが“動かない理由”として使われていると、相手には不信感として伝わります。誠実に進めているつもりが、結果的に“興味がないのかと思われた”というのは、実はよくあるパターンです。
婚活ではテンポ感も相性の一つです。相手が1週間後の予定を提案しているのに「来月なら空いてます」と返すと、「価値観が合わない」「優先順位が低い」と判断されてしまいます。
特に30代以降の婚活では、“早く決断したい”と考える人が多いため、「自分のペースだけでは通用しない」という前提を理解しておかないと、気づいたときには誰も残っていない、という状況にもなりかねません。
“考えてから動く”は、婚活では「遅い」になる
婚活のステージにおいて、「ちゃんと考えてから動くのが誠実」という価値観は通用しない場面が多くあります。
なぜなら、婚活市場は“出会いの回転”が早く、“いいな”と思った時にアクションできない人は、あっという間にチャンスを逃してしまうからです。
ある女性は、5回目のデートの後「まだ気持ちが固まらないから、あと2〜3回会って考えたい」と言っていたところ、相手の男性が翌週に別の女性と真剣交際へ進んでしまい、交際終了となりました。
彼女はその後しばらく落ち込んでいましたが、「決断しなかった私が悪いですね…」と最後は振り返っていました。
特に男性側は「行動を起こしてくれる女性」に安心感を覚える傾向があり、曖昧な態度や返信の遅さに対してはシビアです。
「この人は反応が薄い」「進める気がないのかも」と感じたら、自分の時間と労力を無駄にしたくないという判断で、すぐに別の人へ切り替えます。
婚活では、“良い人”でいるだけでは勝てません。良い人+行動が揃って、はじめて結果に繋がるのです。考える時間が長すぎると、婚活ではそれ自体が“リスク”になります。
あなたが迷っている間に、他の人は先に進んでいます。
“考えるための時間”が、結果的に“進むことを諦めた時間”にならないよう、慎重な性格でも「タイミングを逃さない意識」を持つことが成婚へのカギです。
“自分の気持ち優先”が、すれ違いを生む
「婚活は自分の気持ちを大事にしたい」「無理してまで付き合いたくない」──このように考えること自体はまったく問題ありません。
ですが、それが“自分だけの感情”で関係を回そうとしている状態になると、たちまちすれ違いが起こります。
たとえば、「LINEを返す気分じゃない」「ちょっと疲れてるから延期でいいか」と気まぐれで判断してしまう女性は、どれだけ誠実な相手でも信頼されなくなります。
相手からすると、「自分は真剣に考えてるのに、彼女は適当なのか?」と感じ、温度差に傷つくケースもあります。
婚活は“お互いの気持ちを確認しながら進める共同作業”です。
「私は今、こう思っている」「今日は少し疲れてるけど、あなたに会いたいから行くね」…そんな一言の積み重ねが、信頼を生み、関係を育てていきます。
また、相手も常に余裕があるわけではありません。関心を寄せてくれている時期に、あなたが“気分で返事を後回し”にしていたら、関係は一気に崩れます。
結婚を前提とした出会いである以上、「自分だけのペース」を押し通す人より、「相手の存在を意識した進め方」ができる人のほうが、圧倒的に選ばれます。
「待っててくれる人」は、他の人に決められる
「ちゃんと考えてから答えを出したい」「気持ちが整ってから動きたい」──この“待ってもらう前提”の婚活が、最大の落とし穴です。
婚活市場では、「いい人」がいたらすぐに動くのが常識です。特に男性は、迷われること自体にストレスを感じやすく、「自分はキープなのか?」と不安になります。
一方女性は、「まだ気持ちが定まってないだけで、嫌いなわけじゃない」と思っていたりしますが、伝わらなければ意味がありません。
また、婚活中の相手は“他の人にも会っている”可能性が高いため、あなたの返事が遅れている間に、より相性の良い人に決められてしまうのです。
実際、成婚者の多くが「チャンスを逃さなかった人」です。
気持ちが完全に固まっていなくても、相手の真剣さに合わせて「自分も向き合ってみよう」と動いた結果、自然と心が追いついたというパターンも少なくありません。
婚活では“答えを出せない人”より“答えを出そうとする人”のほうが、ずっと信頼されます。
“合わせすぎ”じゃない。“歩み寄れる人”が選ばれている
「ペースを合わせる=我慢」だと思っていませんか?
それは誤解です。ペースを合わせることは“思いやり”であり、相手との信頼関係を築くための土台です。
成婚した女性たちは、「自分を押し殺していた」わけではありません。
「相手と気持ちを重ねていくために、タイミングを見て歩み寄った」結果として選ばれたのです。
たとえば、「今日は疲れてるけど、このタイミングを逃したら次に会えるのは2週間後…だったら、短時間でも会いに行こう」。
こういった“気遣い”を自然にできる人は、相手から「大切にされている」と感じてもらえます。
逆に「自分らしさを大切にしたい」と言って何もしない人は、相手からすると「この人は一緒に歩む姿勢がない」と見なされます。
その結果、どれだけ素敵な性格やスペックを持っていても、“一緒にいる未来が見えない”と判断されてしまうのです。
婚活は、どちらか一方の気持ちで進めるものではありません。
“歩み寄れる人”が最後に選ばれる。それが婚活の本質です。
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