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2025.10.21
「また会いたい」と言われたのにお断り…?お見合い後の“社交辞令”の見抜き方

お見合いの席で「また是非お会いしたいです」と笑顔で言われたのに、相談所から届いた結果は「ご縁を見送らせていただきます」。
このギャップに戸惑った経験がある人は少なくないでしょう。
結婚相談所では、お見合いの結果は必ず相談所を通じてやり取りされ、本人同士が直接確認することはありません。
報告期限は翌日13時までと決まっていますが、実際にはお見合い後すぐに届く場合もあれば、翌日の午前中に連絡が入ることもあります。
この仕組みの中で起きやすいのが、「その場での言葉」と「正式な結果」とのズレです。
お見合い直後の印象が良くても、時間を置いて冷静に考えるうちに「やはり違う」と感じることは珍しくありません。
だからこそ、あの「また会いたいです」という言葉に一喜一憂してしまうと、相手の本意を見誤ることになるのです。
今回は、婚活の現場で誰もが一度は経験するこの“矛盾のような現象”を、制度の仕組みと人の心理の両面からひも解きます。
「また会いたい」は“その場の印象”に対する言葉に過ぎない
お見合い中に交わされる「また会いたいですね」という言葉は、ほとんどの場合“今の時間が悪くなかった”という感情の延長で発せられています。
結婚相談所では、結果をすぐに伝える必要はなく、翌日13時までに報告をすれば良い仕組みになっています。
つまり、その場で答えを出す必要がない。
初対面の相手に「もう会いません」と言う人はまずいませんし、むしろ穏やかに終えることがマナーとされています。
だからこそ、多くの会員が「また会いたい」と言葉にして場を和やかに締めくくるのです。
この言葉は“次を約束するもの”ではなく、“今を気持ちよく終えるための言葉”であることを理解しておく必要があります。
そのため、「また会いたい」と言われた=次に進める、とは限らないのです。
あの言葉が出る背景には、好意もあれば、単に礼儀を重んじる心理もあります。
どちらであっても、相手がその場で本気の結論を出しているわけではない。
お見合いという限られた時間の中で、相手が“悪い印象を残さないようにしたい”という思いやりの延長で出るフレーズなのです。
“断るつもりでも優しく終わらせる”のが婚活マナーになっている
結婚相談所のお見合いでは、相手を直接否定する言葉は避けるのが暗黙のルールです。
「今日はありがとうございました」「また機会があればぜひ」などのフレーズは、たとえお断りを決めている側でも自然に使われます。
これは、相手を不快にさせないための最低限のマナーであり、相談所を介して結果を伝える仕組みがあるからこそ成立している文化です。
つまり、当日の会話の中で“断る予定”を示す必要がない以上、誰もがその場を穏やかに終えることを選ぶ。
「また会いたい」という言葉も、その一環として出やすいのです。
お見合い後に届く「見送り」の結果を見て、「嘘をつかれた」と感じる人もいますが、実際には不誠実ではなく、単に“優しい終わり方”を選んだだけ。
婚活の現場では、断る前提でも誠実に接することがマナーであり、相手を気遣う配慮なのです。
そのため、「また会いたい」と言われたからといって脈ありと受け取るのではなく、「印象を悪くせずに終えた」と理解するのが正しい見方です。
婚活では、言葉そのものよりも“結果をどう受け止めるか”が重要。
その冷静さが、次のご縁につながっていく第一歩になります。
お断りの判断は“お見合い後の整理時間”で決まる
お見合いが終わった直後は、会話や印象がまだ鮮明に残っており、冷静な判断ができていないことが多いです。
「感じは良かった」「印象は悪くなかった」——そう思っても、それが“もう一度会いたい”に直結すると
は限りません。
一晩経って気持ちが落ち着くと、改めて「結婚相手としては違うかもしれない」と感じることがあるのです。
この“整理の時間”があるからこそ、結果の報告期限は翌日13時までに設定されています。
つまり、「また会いたい」と言った時点では“印象ベースの感情”であり、報告時の「見送り」は“整理された判断”。
両者に矛盾はなく、むしろ自然な婚活プロセスです。
お見合いという限られた時間では、すべての価値観やフィーリングを確認できるわけではありません。
だからこそ、多くの会員は帰宅後に冷静に振り返り、相性や将来のイメージを考えたうえで結論を出します。
お見合いでの“その場の感情”と、“一晩置いた後の判断”は別物。
言葉の印象に一喜一憂するよりも、「相手はきちんと考えたうえで答えを出した」と受け止めるほうが、自分自身の気持ちも整理しやすくなります。
結果が思い通りでなくても、それは「丁寧に考えてくれた証拠」。
婚活はスピードではなく、精度で進める場なのです。
「また会いたい」は“本音の好印象”でも“社交辞令”でも使われる
お見合いの「また会いたいですね」という言葉は、実際には2つの意味を持っています。
ひとつは、心から“もう一度会いたい”と感じた本音のサイン。
会話のテンポが合った、笑顔が自然に交わされた、話していて居心地が良かった——
そうしたポジティブな感情が生まれた時、人は素直に「また会いたい」と口にします。
お見合いの時間が短くても、「この人となら次はもっと深く話してみたい」と思えた瞬間に出るのが、この言葉の本来の形です。
もうひとつは、その場を穏やかに終わらせるための社交的配慮。
お見合いでは「断る予定でも直接伝えない」のがマナーであり、
相手への思いやりとして柔らかい言葉を選ぶ人が多いのです。
特に、印象は悪くないけれど“決め手がない”と感じたとき、「また会いたいです」と言って場を締めるケースがよく見られます。
このように、「また会いたい」は本音の好印象にも、穏やかな社交辞令にもなり得る言葉。
どちらのケースでも嘘ではなく、その場の空気を大切にしているだけです。
お見合いの現場では、言葉の真意を探るよりも、表情・声のトーン・会話の流れを見る方がはるかに確実。
自然な笑顔と余韻が残っていたなら、それは前向きな本音。
形式的に笑って言葉を添えた程度なら、礼儀的な意味合いが強いと考えるのが現実的です。
“言葉”ではなく“結果”こそが相手の答え
お見合いでどんなにポジティブな言葉をもらっても、最終的に相談所を通じて届く「交際希望」または「見送り」が、相手の正式な判断です。
「また会いたい」という言葉はその時点での感情の表れであり、翌日の結果は、冷静に整理されたうえでの最終的な答え。
どちらも“その瞬間の正直さ”であり、矛盾ではありません。
婚活では、言葉に振り回されるほど疲弊します。
本当に見るべきは「どんな言葉をくれたか」ではなく、“どう行動で示したか”“結果としてどう判断したか”。
お見合い後の結果は、相手がきちんと考えたうえで出した結論です。
たとえ見送りであっても、それはあなたを否定したわけではなく、「相性が違う」「方向性が異なる」と感じた自然な判断にすぎません。
お見合いでの言葉は、その場の温度。
結果で伝わるのは、整理された意志。
婚活では、この2つを混同せずに受け止めることが、気持ちを立て直す最初のステップになります。
相手の言葉に期待しすぎず、結果を冷静に受け止められる人ほど、次のご縁を早くつかんでいくのです。
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