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2025.12.14

お見合い結果のお返事の連絡が早い時と遅い時



結婚相談所のお見合いでは、お見合い後に「もう一度会いたいかどうか」を相談所へ回答する必要がある。

この回答には期限が設けられており、原則としてお見合い翌日の13時までに意思表示を行うことになっている。

このため、多くのお見合いでは翌日の昼頃までに結果が開示される。

一方で、判断が早く固まった場合には、例外的ではなく当日中に結果が出るケースも存在する。


ここで婚活者が混乱しやすいのが、「結果が早い=好印象」「結果が遅い=迷われている、または脈なし」といった単純な受け取り方である。

しかし、実際のお見合い結果の連絡タイミングは、好意の大小や盛り上がりの有無ではなく、本人の中で判断がどの時点で固まったかによって決まっている。


結果連絡の早さや遅さだけを見て一喜一憂してしまうと、必要以上に不安になったり、逆に過度な期待を持ってしまったりする。

まずは、お見合い結果が出る仕組みと、その背景にある判断構造を正しく理解しておくことが重要である。

お見合い結果は「翌日13時まで」が原則だが、当日連絡もある

結婚相談所では、お見合い後に交際希望か否かを相談所へ報告することが義務付けられている。

この回答期限が「翌日13時まで」と設定されているため、翌日の午前中から昼頃にかけて結果が出るケースが最も多い。

この時間帯の後に結果連絡が来た場合、特別な意味を持つわけではなく、単にルール通りのタイミングで処理が行われているだけである。

一方で、当日中に結果が出る場合もある。

これはルールを前倒ししているだけであり、好意が強い、あるいは軽率に判断している、といった意味合いではない。

当日連絡が来るケースに共通しているのは、本人の中で結論が明確で、考え込む必要がなかったという点である。

重要なのは、お見合い結果の連絡時期は「気持ちの熱量」ではなく、判断に要した時間の長さを反映しているという事実である。

この前提を理解していないと、結果が出るまでの時間そのものを「評価」だと勘違いしてしまい、婚活の軸がぶれてしまう。

お見合い結果の連絡が早い時は「判断がすでに固まっている」

お見合い結果の連絡が早い時には、明確な共通点がある。

それは、迷いがほとんど存在しない状態で判断が完了しているということである。

このパターンは、大きく分けて二つに分かれる。

ひとつは、会話のテンポ、空気感、受け答えに違和感がなく、「もう一度会う」という判断が自然に出たケースである。

この場合、本人の中で結論が明確なため、交際希望の回答は早く出る。

もうひとつは、会話が噛み合わない、価値観や感覚のズレがはっきりしていたなど、「これ以上会う必要はない」という判断が即座に出たケースである。

この場合も、結論に迷いがないため、お断りの回答は早くなる。

つまり、結果連絡が早いという事実から読み取れるのは、好意の有無ではなく、判断に迷いがなかったという一点のみである。

連絡が早い=脈あり、と決めつけるのも、
連絡が早い=即終了、と短絡的に考えるのも正しくない。


判断が固まっていれば、プラスの結論であっても、マイナスの結論であっても、結果は自然と早く出る。


この構造を理解しておかないと、結果連絡のスピードに振り回され、本来見るべき「交際に進めるかどうか」という本質を見失ってしまう。

お見合い結果の連絡が遅くなる①:どちらか一方が判断を迷っている

お見合い結果の連絡が遅くなる最も多い理由が、片方はすでに判断を出しているが、もう片方が迷っている状態である。


この場合、先に回答を出した側には、しばらくの間、結果が見えない時間が生じる。

そのため、「なぜ返事が来ないのか」「何か悪かったのか」と不安になりやすい。

しかし、この時点で重要なのは、遅れている理由が“評価待ち”ではなく“判断保留”である可能性が高いという点である。


お見合い後、すぐに結論が出ないケースでは、

・悪い印象ではなかった
・ただし強い決め手もなかった

こうした状態で一度考えを持ち帰る人は少なくない。

特に、お見合い翌日の昼頃までに結果が出ている場合は、ルールの範囲内で考えた上での結論であることがほとんどであり、過度に意味を読み取る必要はない。

一方で、翌日の13時を過ぎ、夕方以降に結果が出た場合には、期限を超えてまで判断を迷った末の結論であるケースが多い。


この場合、交際希望であっても、即決ではなく、「迷った上で出した答え」である可能性が高いと整理して考えるべきである。

遅い=評価が低い、という単純な話ではない。
遅い=判断に時間を要した

まずはこの一点だけを事実として捉える必要がある。

お見合い結果の連絡が遅くなる②:お互いに様子見をしている

もうひとつ、結果連絡が遅くなりやすいのが、お互いに様子見の状態に入っているケースである。

この状態では、どちらか一方が明確に気持ちを下げているわけでもなく、かといって、積極的に前に進みたいほど気持ちが上がっているわけでもない。

お見合い後、


「悪くはなかった」
「会話は成立していた」

ただし、「もう一度会いたいと即答できるほどではない」

こうした温度感になることは、決して珍しいことではない。

このような時、会員から「お相手の返事はどうでしたか」と確認が入ることがある。

相手の出方を見てから判断したい、という心理が働いている状態である。

この様子見の状態では、自分が交際希望を出した場合に、相手から断られることへのリスクも同時に意識される。

そのため、

・相手がどう判断するか分からない
・自分から先に決断しきれない

こうした心理が重なり、結果の提出がギリギリになる。

このパターンに共通しているのは、気持ちが下がっているわけではないが、上がってもいないという点である。

結果連絡が遅いからといって、必ずしも交際対象外になったと判断する必要はない。

ただし、強い前向き判断でもない。
この中間状態を正しく理解することが重要である。

お見合い結果の連絡が遅い時に見るべき判断軸

お見合い結果の連絡が遅れると、多くの婚活者は「脈がないのではないか」と考えてしまう。


しかし、ここまで整理してきた通り、

結果連絡の遅さは、

評価の低さではなく、判断の難しさを示している場合が多い。

特に判断が即座に出なかった相手に対して、

一度も会わずに結論を出すこと自体に迷いがあるケースでは、

もう一度会うことで判断材料を増やそうとする選択は合理的である。

この段階で求められるのは、確信ではなく、検証である。

迷いがある状態で交際希望が出た場合、それは「妥協」ではなく、もう一度会って判断するための仮決定と捉えるべきである。

結果連絡のスピードだけで、一喜一憂したり、気持ちを先回りして下げたりする必要はない。

・即決だったのか
・迷った末の結論だったのか

その違いだけである。

お見合い結果の連絡が早くても遅くても、交際に発展すれば進め方は変わらない。

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