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2025.12.26
推しに理想を重ねると婚活迷子になる|現実の相手が選べない罠

婚活の入口で起きている停滞には共通点がある。
候補一覧を開いても「誰と会いたいか」を決める前に、推しの見た目や雰囲気との一致確認だけをして終了する行動が繰り返されていることだ。
結婚相談所のお見合い申込画面でも、婚活アプリのスワイプ画面でも、最初に求められるのは「この人と会うかどうか」を自分で選ぶ工程です。
しかしその工程が、推しとの答え合わせにすり替わっている人がいる。
相手の年齢・職業・趣味・休日の過ごし方を確認する工程より先に、推しの雰囲気と同レベルかだけを確認して終了する。
この行動が止まらないと、誰とも会う日程は生まれず、出会いの工程そのものが発生しないまま数週間、数か月が過ぎていく。
推し活の時間の使い方が悪いのではなく、婚活入口で使っている基準が推し側で止まっている行動が婚活を止めている。
推しに固定してしまっている理想
YouTubeやSNSで推しの動画を見ていると、あなたの理想は“推しの見た目の完成形”として固定されます。
例えばアイドルAさんの動画では、顔の輪郭がいちばん整って見える角度で撮影し、目が大きく見える距離でカメラが固定され、髪のセットが崩れた日は撮り直しをして公開しない。
肌が明るく見える照明の部屋だけを選び、白飛びしない光量で調整し、フェイスラインが影で潰れたカットは編集で削除される。
服も、ファンが褒めた色や形だけが頻繁に採用され、ヘアスタイルも“推しの象徴としてわかりやすい形”でキープされている。
あなたはその姿を好きなだけで満足できるが、婚活ではその理想が入口で先に働きます。
婚活アプリの画面を開くとき、よく起きているのは「写真だけを見て終了する行動」です。
画面には10–20人の候補写真が並びます。
しかし推し基準のままだと、候補写真を3秒だけ見て画面を閉じる、1日に何度も候補を確認しても条件欄は一度も開かない、趣味欄も読まない、自己紹介文も読まない。
この行動が繰り返されています。推しの見た目が好きなのではなく、推しの見た目だけが理想として止まっていて、婚活入口で“推しとの差を確認する作業”だけが先に走って終了する状態です。
比較対象が推し側で止まっていると、誰とも会う入口の工程が発生しない。
そのため申込ボタンを押す前の確認だけで婚活が終わる日々になります。
推しをYouTubeなどで見て、勝手に親近感を覚える
YouTubeやSNSで推しを見続ける時間は、あなたの気持ちを満たすには十分です。
推しの話し方、笑い方、言葉の選び方、雰囲気、そのすべてがファン全体に向けて最も好かれる形だけで公開されている。
あなたが推しに親近感を覚えるのは、推しがあなた個人に距離を調整したからではありません。
誰が見ても自分に向けて話してくれているように感じられる演出だけが、編集されて残っているからです。
推しの言葉は、反論しない、角がない、常に受け止めてくれるように聞こえる。
しかしそれは否定を避けた言葉だけが発信されているだけで、あなたの意見を聞いた結果ではありません。
YouTubeでの推しとの関係は、あなたが質問しなくても、意見を言わなくても、距離を縮めなくても、ただ魅力だけを受け取れる距離で成立しています。
その距離で感じた親近感を、婚活でも無意識に求めてしまうと、誰と出会っても「推しと同じ空気かどうかの確認だけで気持ちが止まる」。
これが婚活で相手を選べない最大の罠です。
婚活であなたが向き合う相手は、あなたの理想だけを返してくれる存在ではありません。
あなたのために言葉を整えて返す存在でもありません。
にもかかわらず、推し活で成立していた距離を基準にしてしまうと、推しと同じ雰囲気でないだけで気持ちが止まり、誰とも出会い直すことができない状態が続く。
推し活で感じた親近感は、婚活ではあなたの理想の基準に変わってしまい、その基準のままだと誰とも比較対象にすらならずに終わる。
これは見た目の話でも年齢の話でもなく、親近感が理想にすり替わり、誰とも向き合う気持ちが生まれない状態そのものです。
推しの距離で満足できる時間が長いほど、婚活では相手と距離を縮める気持ちが生まれず、理想の確認だけで気持ちが満足してしまっている状態が続く。
推し基準で婚活をすると、あなた自身が距離を縮める行動が生まれないまま、理想だけが高くなり、誰とも向き合えない日々だけが続く。
婚活迷子の状態は、推しに感じた親近感が理想の基準に変わってしまった結果として成立しているだけです。
否定しないのは優しさではなくファンサービス
YouTubeの動画やSNSで推しが見せる言葉は、投稿前に必ず「チェック工程」があります。
編集担当、SNS運用、本人の確認、事務所の最終確認、この工程を通過した言葉だけが公開される。
そこで推しが否定しないのは「あなたの意見を聞いて受け止めた結果」ではありません。
ファン全体が不快にならない言葉だけが選ばれ、公開されているだけです。
しかし婚活では、相手はあなたのために言葉をチェックしてから返す存在ではありません。
お見合いでも初デートでも、相手は自分の意見をその場で返す。
にもかかわらず婚活でよく起きているのは、相手と意見が少し合わないだけで会うのをやめてしまう。
多少の価値観の不一致を確認して終わらせてしまっているだけです。
推しの世界では、ファンが「魅力だけを受け取れる距離」で成立しています。
しかし婚活では、少し不快と感じただけであなた側が価値観が合わないという理由で話し合う前に先にして終わらせているだけです。
このとき婚活で必要な「言葉の往復で関係を作る工程」は存在しません。
婚活では、常に不快にならない言葉を婚活の入口でも求めてしまっているだけです。
娯楽満足が結婚の必要性を曖昧にしている事実
推し活やYouTube視聴は、あなたの気持ちを満たすには十分です。
しかし婚活では、「気持ちが満たされているかどうか」ではなく「この人と会う工程」を自分で発生させる行動が必ず必要です。
にもかかわらず、娯楽で気持ちが満足してしまうと、婚活では「誰かと生きる工程」を起こす必要がなくなります。
例えば、仕事が終わって推しのYouTubeを見るだけで満足、休日もYouTubeを見て満足、婚活では結婚の必要性を確認する行動が発生しないまま時間だけが過ぎています。
推しのYouTubeを観る事で満足しているから“誰とも結婚する必要性が生まれないままでいる”だけです。
娯楽で気持ちが満たされるのは「今の時間の使い方」では成立している。
しかし婚活では、今の満足ではなく、未来の選択機会が減っていく構造で成立しています。
YouTubeの満足感は婚活から遠のきます。
婚活では、あなた自身が“誰と会う工程”を自分で発生させる行動”が必要です。
しかし娯楽で満足していると、婚活ではその行動が発生しないまま、プロフィールの一覧確認だけを繰り返す日々として定着します。
年齢を重ねるほど婚活市場の価値が変わる
婚活でいちばん現実として重くのしかかるのは年齢です。
これは男女どちらにも同じ速度で進み、止める方法は存在しません。
仕事、趣味、性格、生活スタイル、どれだけ整えても年齢だけは毎年確実に1歳増えます。
婚活で相手と会える可能性は、あなた自身の年齢と相手との年齢差が大きくなるほど、成立しにくくなるという単純な事実だけで決まります。
誰かが悪いわけでも、魅力が足りないわけでもありません。年齢差という数字だけが理由で、会えなくなる候補が増える。
それが婚活で必ず起きる現実です。
例えば、あなたが42歳のとき、推しのアイドルが25歳だとします。
この理想の見た目を婚活でも基準にしてしまうと、婚活では25歳前後の異性と会える可能性はほぼ成立しません。
さらに10歳差でも、7歳差でも、5歳差でも、差が広いだけで「会うこと自体が決まりにくくなる」。
20歳差の異性とは会えない確率が非常に高く、15歳差でも大幅に高く、10歳差でも高く、7歳差でも高く、5歳差でも高い。
これは感覚の話ではなく数字の話です。
年齢差の数字だけで、会える確率が変わるだけです。
推し活では、年齢差があってもあなたが好きなだけで満足できる。
しかし婚活では、年齢差が広いだけで会えない確率が上がる。
その現実が年々強く残る。
婚活が止まってしまうのは「推しが好きだから」ではなく、年齢差が広いだけで会えなくなる候補が年々増えているのに、その数字を直視しない理想への申し込み行動が止まらない状態が続いているからです。
婚活では、年齢差の数字だけが理由で会えなくなる候補が増える現実と、年齢差を直視しない理想への申し込み行動が同時に長く残る。
これを変えないと、婚活は決断のない確認だけの時間になります。
あなたが婚活で直面しているのは「理想の人格」ではなく、年齢差の数字だけで会えなくなる候補が増え続けている現実です。
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