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2025.08.17
IBJお見合いは60分|“判断できない”時にOKか見送りかを決める方法

お見合い60分では“迷い”がつきもの
IBJのお見合いは、原則として約60分で行うのがルールです。
この「60分」という枠は、婚活において非常に絶妙な長さに設定されています。
長すぎると疲労が先に出て印象がぼやけ、短すぎると相手の人となりを判断する前に時間切れになってしまう。
だからこそ、IBJは会員に対して「お見合いは原則1時間」と指導しているのです。
とはいえ、たった60分で「この人と将来を考えられるか」を結論づけるのは簡単ではありません。
プロフィール上の条件(年齢・職業・年収・居住地など)はすでにマッチングの時点で確認済みです。
つまり、お見合いで新たに得られる判断材料は会話の流れや態度、所作や雰囲気といった一次情報のみに限られます。
そのため、多くの人が「とても良かった」「これは違う」とすぐに判断できる一方で、最も多いのは「可もなく不可もなく、特に悪い点もないけれど、強く惹かれる要素もなかった」というケースです。
この「判断できない」という状況こそが、お見合い後に悩みを深める最大の要因です。
さらに、IBJには明確なルールがあります。
お見合いの結果は翌日の13時までに担当カウンセラーへ返答しなければならない。
相手も同様に返答を出し、双方が「また会いたい」と回答すれば、はじめてプレ交際として連絡先交換へと進みます。
つまり、判断できないまま放置することは許されません。
この「結論を先延ばしできない」という仕組みは、婚活をスピーディーに進めるために非常に合理的です。
ですが実際には「どう考えてもよく分からない」「迷ってしまう」という人が大半で、そのたびに「とりあえずOKを出すのか」「違和感がないから進めて良いのか」「それとも安全に見送るのか」と悩み続けてしまいます。
そこで本記事では、60分のお見合いで判断できないときに、どんな観点で結論を出せばよいのかを段階的に整理します。
印象に流されず、具体的な観察ポイントを積み上げ、最後にOKか見送りかを決めるための実践的な考え方を解説していきます。
60分で観察できる事実を整理する
お見合いで「判断できない」と悩むとき、最初にすべきことは印象と事実を切り分けることです。
「なんとなく可もなく不可もなく」というのは主観であり、感覚にすぎません。
それを根拠にして結論を出そうとすると、後から気持ちが揺れて「やっぱり違ったかも」と迷いが残ります。そこで大切になるのが、観察できた事実を整理しておくことです。
お見合い60分で観察できる事実は、大きく3つに分類できます。
言語情報(会話の中身)
相手がどんな言葉を選び、どんな質問をしてきたかは最も分かりやすい観察ポイントです。
・相手はこちらに関心を持ち、プロフィールを踏まえた質問をしてきたか。
・こちらの返答をさらに深掘りしてくれたか。
・会話が一方的ではなく、キャッチボールになっていたか。
・「はい」「そうなんですね」だけで流すのではなく、具体的なコメントを返していたか。
これらは印象ではなく事実としてメモできます。
非言語情報(言葉以外のサイン)
人間の印象の多くは、実は言葉ではなく非言語から受け取るものです。
・笑顔が自然だったか、作り笑いに見えたか。
・相づちが適切なリズムで入っていたか。
・声のトーンが柔らかく落ち着いていたか。
・会話の間が心地よい沈黙か、不自然な途切れか。
こうした部分も、感覚ではなく「◯◯だった」と記録しておくと、後で比較が可能になります。
所作や態度
最後に見ておきたいのが、立ち振る舞いや生活習慣が見える部分です。
・待ち合わせ時間に定刻で来たか。遅刻やドタバタはなかったか。
・店員への態度は丁寧だったか。言葉遣いに気遣いがあったか。
・身だしなみや清潔感はどうだったか。シワだらけの服や不潔な爪はなかったか。
・飲み物の頼み方やお金の扱い方に不自然さはなかったか。
これらもすべて事実ベースで書き出せます。
こうした観察結果は、帰宅後すぐにメモに残すのがおすすめです。フォーマットはシンプルに、
・事実:◯◯と感じた、◯◯していた
・理由:そう感じたのは◯◯だから
・次回確かめたい点:もっと深く見たいところ
の3点セットにしておくと便利です。
「可もなく不可もなく」というのは、要するに事実を拾えていない状態です。
印象を具体的な観察記録に変換することで、次のステップである「違和感の言語化」や「興味の芽の発見」につなげられるのです。
“違和感”を具体的に言葉にする
お見合いで最もやっかいなのは「はっきりと悪いところはないけれど、なぜか気持ちが動かない」という状態です。
これは多くの場合、無意識に感じ取った違和感を言葉にできていないから起こります。
人は誰でも「なんとなく合わない」と感じる瞬間がありますが、それを曖昧なまま放置すると「判断できない」という迷いを強めるだけです。
そこで必要なのが、違和感を具体的に言語化することです。
よくある違和感の例
・会話のテンポ:こちらが話している途中で何度も遮られた。
・否定癖:「でも」「いや」と前置きすることが多く、素直に話を受け取ってくれない。
・態度:店員への接し方が冷たかった。横柄な言葉が混じっていた。
・視線:ほとんど目が合わず、落ち着きのない様子だった。
・一方通行:自分の話ばかりで、こちらへの質問が少なかった。
・身だしなみ:清潔感に欠ける要素があり、生活感の乱れを感じた。
こうしてリスト化すると、「可もなく不可もなく」と思っていた印象の中に、実ははっきりとした違和感が隠れていることが分かります。
違和感を仕分ける視点
言語化した違和感は、次の3つに仕分けると判断がしやすくなります。
1.一時的なものかもしれない違和感
例:緊張していて表情が硬かった、会話が途切れがちだった。 → もう一度会えば変わる可能性がある。
2.改善の余地がある違和感
例:質問が少ない、相づちが浅い。 → 相手に会話の意識が芽生えれば修正されうる。
3.価値観レベルの違和感
例:店員への態度が横柄、時間にルーズ。 → 繰り返される可能性が高く、見送りの判断材料になりやすい。
判断にどう活かすか
強い違和感が独立して2つ以上ある場合は、「見送り」に傾けてよいと考えられます。
一方、軽い違和感が1つ程度なら、それだけで見送りを決断するのは早計です。
「これは一時的なものか?」「緊張由来か?」と冷静に振り返り、次回確認する価値があるかどうかで判断しましょう。
違和感はあいまいにすると不安だけを増幅させます。逆に、言葉にして整理すれば“判断材料”に変わるのです。
“興味の芽”があるかを確認する
違和感と並んで判断の大きな軸になるのが、もう一度会いたいと思える理由があるかです。ここで重視すべきなのは「強いときめき」ではなく「興味の芽」です。
興味の芽があるかどうかを見極める質問
・相手の話の中で「もう少し聞いてみたい」と思ったテーマがあったか?
・自分への質問があり、「関心を持ってくれている」と感じられたか?
・会話を通じて新しい発見や学びがあったか?
・話題のどこかで「次に聞いてみたいこと」が自然と浮かんだか?
このうち1つでもYESなら、それは興味の芽があるサインです。
ケーススタディで考える
・仕事観に共感を覚えた場合
相手の働き方やキャリア観に共感し、「もっと話を聞きたい」と思えたなら、それは次につなげる強い理由です。
・趣味やライフスタイルが重なった場合
旅行や映画、食の好みなど、具体的に「一緒に楽しめるイメージ」が浮かんだら、それは大切な芽になります。
・価値観に新鮮さを感じた場合
自分とは違う考え方に触れて「面白い」と感じたら、それも次に会う理由になります。
興味の芽がない場合
逆に「何を話しても広がらなかった」「一切の新しい発見がなかった」という場合は、無理にOKを出す必要はありません。
興味の芽がゼロであれば、交際を進めても次第に会う意味を見失ってしまうからです。
実際の判断への活かし方
強いときめきがなくても、興味の芽が1つでもあればOKを出す価値があります。
逆に、違和感が目立ち、かつ興味の芽がゼロであれば見送りを選ぶのが自然です。
つまり、「違和感が致命的でない」かつ「興味の芽が1つでもある」なら、判断できないときでもOKを出すのが合理的な選択肢になります。
“居心地”を3つの指標で振り返る
お見合い後に「判断できない」と感じるとき、見落とされがちなのが居心地です。
「楽しかったかどうか」「疲れたかどうか」は感覚に過ぎないようでいて、実は今後の関係を占う重要なサインです。
ところがそのまま「楽だった/疲れた」と主観的に記録すると、後で振り返ったときに根拠が曖昧になります。
そこで居心地を3つの客観的指標に分けて考えるのがおすすめです。
1. 時間体感
60分が「長く感じた」「短く感じた」「ちょうどよかった」のどれだったか。
心理学的に、楽しい時間は短く感じ、退屈な時間は長く感じます。
もし時計を見て「まだ30分しか経っていない」と思ったなら、それは無意識に居心地が悪いサインかもしれません。
逆に「あっという間だった」と感じたなら、興味や集中が生まれていた証拠です。
2. 疲労感
お見合いの終盤で疲れを感じた場合、その疲れは「相手の言動によるもの」か「自分の緊張や環境要因によるもの」かを切り分けます。
例えば、相手が一方的に話し続けた場合の疲労は“相手由来”です。
一方で、初対面で緊張していたための疲れであれば、回数を重ねれば軽減される可能性があります。
3. 会話のキャッチボール
一方的に話を聞かされ続けると、人は強い疲れを感じます。
反対に、質問が返ってきて、こちらの発言を広げてもらえたなら「自分を理解しようとしてくれている」と感じ、安心感につながります。キャッチボールの有無は、居心地を測る上での重要な指標です。
実例で考える
・ポジティブなケース:「仕事の話題で自然と盛り上がり、気づいたら1時間が経っていた。疲れよりも、むしろまだ話したいと感じた。」→ 居心地は良好。
・ネガティブなケース:「相手が延々と自分の趣味の話を続け、こちらの発言が遮られることが多かった。時計を見る回数が増え、終盤には強い疲労感を覚えた。」→ 居心地は悪い。
判断への活かし方
この3指標のうち、2つ以上がポジティブなら「居心地は許容範囲」と考えられます。
逆に、複数がネガティブであれば「次に会っても改善は難しい」と判断し、見送りに寄せるのが妥当です。
最終的にOKか見送りかを決める方法
ここまでの「事実の整理」「違和感の言語化」「興味の芽」「居心地の評価」を踏まえて、最終的にOKか見送りかを決める段階です。
迷う人の多くは、この最終判断を「感覚」でしてしまいます。しかし感覚だけでは後悔が残ります。
だからこそ、具体的な基準に当てはめて結論を出すことが重要です。
見送りを選ぶべきケース
・強い違和感が独立して2つ以上ある
・興味の芽がまったく見つからなかった
・居心地の指標(時間体感・疲労感・キャッチボール)が複数マイナスだった
例えば「店員への態度が横柄だった」「時間にルーズだった」などは、価値観や人間性に直結するため、改善が難しいサインです。このような場合は見送りの判断が正解です。
OKを出すべきケース
・興味の芽が1つでもある
・致命的な違和感がなかった
・居心地の指標が許容範囲に収まっていた
たとえ強いときめきがなくても、「また会ってもいい」と思える理由が一つでもあればOKを出す価値があります。
IBJのお見合いは一次面談にすぎず、数回のデートでようやく人柄や価値観が見えてくるケースが多いためです。
どうしても迷うときの考え方
「違和感はない。でも強い惹かれもない。」という“可もなく不可もなく”状態こそ、多くの人が悩む場面です。
このとき大切なのは、迷う=情報不足と理解することです。情報不足なら、次に会って確認すればよい。
つまり「強い違和感がない限りは、一度OKを出す」のが合理的な選択です。
ケースごとの具体シナリオ
・OKにすべきシナリオ:「話題の一つに共感し、もう少し聞いてみたいと思えた。大きな違和感もなかった。→ OK」
・見送りにすべきシナリオ:「会話が一方通行で興味を持てなかった。店員への態度に違和感を覚えた。→ 見送り」
・迷った末にOKに寄せるシナリオ:「印象は可もなく不可もなく。違和感もないが、強い惹かれもない。→ 情報不足と考え、とりあえずOKを出し、次で確かめる」
結論の出し方の鉄則
・違和感が強いときは即見送り
・興味の芽があるならOK
・迷ったら情報不足=OKで次に確認
これを明確なルールとして持っておけば、毎回の「迷い」で疲弊することなく、冷静に結論を出せるようになります。
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