お見合いが終わってから駅まで一緒に帰る結果は良いか悪いか

婚活応援ブログ

Marriage Activity Support Blog

2025.12.11

お見合いが終わってから駅まで一緒に帰る結果は良いか悪いか

お見合いは1時間ほどの会話で終わりますが、実は最後の数分――席を立ってから解散するまでの“別れ際”こそが、交際希望の判断を左右する最も重要な時間です。

会話が盛り上がったとしても、帰り道でわずかに生じた違和感が印象を上書きし、「もう一度会いたい」という感情が一気に冷めてしまうことは、結婚相談所の現場では頻繁にあります。

その中でも特に誤解されやすいのが、お見合い後に駅まで一緒に帰るべきかどうか という問題です。

丁寧に見える行為であっても、初対面の関係では負担になりやすい行動があります。

駅まで同行することはまさにその代表例で、「優しさのつもり」が「気疲れ」に変わり、結果的に交際進展の妨げになるケースが非常に多いのです。

歩幅が合わない、横並びで話しにくい、混雑で会話が途切れる、挨拶が弱くなる

――これらは男性側が意識していないところで起きる“初対面ならではのストレス”ですが、女性側には強く響きます。

つまり、お見合いがうまくいくかどうかは、会話内容だけでなく「どこで解散するか」という細部まで含めて判断されているということです。

駅まで同行する選択は、見た目の丁寧さとは裏腹に、初対面における複数のリスクを同時に生む行動であり、それを避けるだけで交際希望率は確実に上がります。

この記事では、その理由を具体的に紐解いていきます。

初対面では歩幅や歩くテンポが合わず、わずかなストレスが印象を下げる

駅まで一緒に歩くと、必ず発生するのが“歩幅とテンポのズレ”です。

お見合い直後はまだ相手の歩くスピードも癖も分かっていません。

歩く速さが合わないだけで、「置いていかれている気がする」「遅い歩調に合わせなきゃいけない」といった小さなストレスが蓄積されます。

これは性格の不一致ではなく、単に初対面で情報が足りないだけです。

しかし人は初対面ほど印象を言語化できず、曖昧な感覚をそのまま“相性”と結びつけてしまいます。

歩幅の違いは本来まったく評価項目ではないにもかかわらず、「なんとなく疲れた」「違和感があった」という判断につながりやすいのです。

さらに、駅周辺が混雑していると歩調の調整はより難しくなります。

人を避けるタイミング、歩くスピード、立ち止まるかどうか――本人は気遣っているつもりでも、相手には「余裕がない人」「気遣いが足りない人」と誤解されることがあります。

その場に悪意は一切なくても、環境のせいで評価が歪むのです。

初対面で生まれた小さな違和感は、そのまま交際希望の判断に影響します。

歩幅の違いという“無意味な評価軸”で印象を下げないためにも、駅までの同行は避けた方が確実に安全な選択になります。

横並びで歩くと表情が見えず、空気感が読めないため話しづらくなる

駅まで一緒に歩く最大の問題は、横並びの会話は初対面に最も不向きな姿勢 であることです。

横に並ぶと相手の表情が見えず、目線が合わないため、相手がどんな反応をしているのか判断しづらくなります。

これは会話のテンポ・温度感をつかみにくくし、少しの沈黙でも「話が続かない」「気が合わない」と誤解されやすくなってしまいます。

本来、お見合いの1時間は“正面で向き合い、表情を読み取りながら話す”ことができるため、相手の反応が分かりやすい環境にあります。

しかし帰り道は一気に難易度が上がり、周囲の人・信号・段差などにも注意を向ける必要があるため、会話に集中できません。

そのため、ゆっくり丁寧な会話に切り替える余裕もなく、意図せずぎこちない時間になります。

また、横並びはお互いに同じ対象を見ながら歩くため、少しの違和感が「合わない」と感じやすい構造になっています。

これは相性の問題ではなく、ただ姿勢と環境の問題です。

しかし初対面ではその区別がつかず、“なんとなく話しにくかった”という感覚がそのまま印象の低下につながります。

初対面の関係において、表情が見えない状況での会話は大きなリスクを伴います。

横並びでの会話を避けるだけで、お見合いの評価は確実に安定し、不要な誤解を防ぐことができます。

歩行中は注意が分散し、会話も気遣いも中途半端になり印象が下がる

お見合い後の帰り道は、想像以上に“会話に不向きな環境”です。駅周辺は人通りが多く、歩くことそのものに注意が必要になります。

段差・人混み・曲がり角・信号――歩きながらの移動は、常に視線と意識を周囲に向けなければならず、会話への集中力が途切れやすいのです。

その結果、話しかけるタイミングを迷ったり、言葉が途中で途切れたり、相手の言葉を聞き逃したりと、中途半端なコミュニケーションになりやすくなります。

これは相性ではなく環境の問題ですが、初対面ではその違いが分かりにくいため、相手は「なんだか話しにくい人だった」「会話のテンポが合わないかも」という印象を持ちやすくなります。

また、注意が分散していると、ふとした瞬間に“気遣いがないように見える行動”が起きます。

たとえば狭い通路で歩く位置を変えなかったり、段差でスピードを緩めなかったり。

本人には悪意がなくても、女性からすると「もう少し気を遣ってくれても…」と感じてしまう場面が生まれやすいのです。

さらに、歩行中は“会話を終わらせる区切り”が曖昧になるため、お見合いで作った良い印象がそのまま締めに反映されません。

席で丁寧にお礼を伝える方が、最後の印象を美しく残すことができます。

駅までの同行は、良い評価を得るはずの時間をわざわざリスクのある時間に変えてしまうのです。

初対面では「環境に左右されない別れ方」をすることが最も安全であり、会話も気遣いもブレずに伝わる“会場解散”が交際進展率を高めます。

駅まで歩くと別れ際の挨拶が弱くなり、好印象を残せない

お見合いでは、最後の挨拶が印象を決める重要な要素です。

「ありがとうございました」

「楽しくお話しできました」

「気をつけてお帰りください」

この3つを穏やかに伝えるだけで、相手は安心し、交際希望を出しやすくなります。

ところが駅まで歩いてしまうと、この“最も大事な30秒”が台無しになりやすいのです。

駅までの道のりでは、立ち止まる位置・声をかけるタイミング・改札の手前で切り上げるかどうか――

あらゆる要素が曖昧になり、挨拶に集中できる環境が整いません。

歩きながらお礼を伝えても、立ち止まって向き合うときほど誠意は伝わりませんし、言葉の温度も弱くなります。

また、改札前で突然解散すると、慌ただしく終わってしまい、「あれ？ちゃんとお礼言えたかな」という空気だけが残ることもあります。

初対面において、“最後が雑に終わった印象”は致命的です。

たとえ会話が楽しかったとしても、最後の締め方が弱いと、評価は簡単に下がってしまいます。

一方、会場出入口で解散すれば、落ち着いた空間で向き合い、視線を合わせたまま丁寧に挨拶できます。

短い時間でも誠意が伝わりやすく、“きちんとした人”という印象を強く残せます。

つまり、お見合いの成功率を左右する最後の1分を最も良い形で終えたいなら、駅まで同行しないほうが圧倒的に有利なのです。