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2025.12.11
4~5回会っても気持ちが芽生えず交際終了の訳

結婚相談所で活動している方から、「3回目までは普通に会話できて嫌なところも見当たらないのに、4回目、5回目と会っていくうちに、ご飯友達のような関係のまま進展せず、気づけば交際終了になってしまう」というご相談を頻繁にいただきます。
初対面では緊張していても、会う回数を重ねるごとに少しずつ慣れていき、自然と気持ちも育っていくのではないかと多くの方が考えます。
しかし実際には、回数を重ねたからといって必ずしも感情が動くわけではなく、むしろ「ある一定の時点で動かないものは、何度会っても動かない」という傾向が強く見られます。
それにもかかわらず、多くの人は「もう少し会えば何か変わるかもしれない」「4回目ではまだ早いかもしれない」といった期待を抱き、理由が明確でないままデートを続けてしまいます。
その一方で、回数を重ねるほどに違和感が蓄積し、次第に“交際を続ける意味”が見えなくなるケースも少なくありません。
なぜ、このように同じ回数を重ねているにもかかわらず、気持ちが芽生える人と芽生えない人が分かれてしまうのでしょうか。
本記事では、結婚相談所での仮交際フェーズにおいて、4~5回会っても気持ちが動かず交際終了になる理由を整理し、なぜ心が動かないまま関係が止まってしまうのか、その本質的な原因と背景を解説していきます。
“会う回数”よりも“興味の深さ”が気持ちの芽生えを左右している
結婚相談所での仮交際では、1回目・2回目のデートは相性の土台を確認する段階であり、深い感情を求められる時期ではありません。
多くの場合、緊張のほぐれやすい2回目・3回目でようやく相手の人柄が見えはじめ、距離が縮まるきっかけが生まれます。
しかし4回目・5回目まで進んでも全く気持ちが動かない場合、それは「回数が足りない」のではなく、そもそも相手への興味が深まっていない状態であることがほとんどです。
実際、気持ちが芽生える人は回数ではなく“興味の向き先”が変わっています。
初回は外見や所作、話し方など“見える部分”に意識が向いていても、会うたびに「この人はなぜこの仕事を選んだのか」「どういう価値観のもとで行動しているのか」といった内側への興味が自然と育ちます。
この“興味の深まり”が、相手を理解しようとする姿勢につながり、その理解が共感に変わり、共感が親近感を生み、親近感が情に発展していきます。
ところが、4回・5回会っても気持ちが動かないケースでは、興味の矢印が常に“外側”の情報に向いたままです。
つまり──
・仕事は安定しているか
・生活リズムが合うか
・清潔感があるか
・会話が無難か
といった“条件を満たしているか”という視点から抜け出せず、相手の背景や価値観まで深く知ろうとしていません。
この状態では、いくら会う回数を重ねても感情が動く材料が増えていかず、「嫌ではないけれど、特に好きになれない」という関係のまま平行線になります。
つまり、気持ちが芽生えない原因は“回数不足”ではなく“興味不足”であるという点が本質です。
義務で続ける“惰性デート”は情が育たない最大要因になる
4〜5回会っても進展しない人の多くが陥っているのが、無意識のうちにデートが“義務化”している状態です。結婚相談所の活動では、常に複数の候補者がいるわけではありません。
だからこそ「他に会える異性がいないから」「特に断る理由もないから」といった理由でデートを続けてしまうことがあります。
しかし、この“惰性デート”に入った瞬間、関係の成長は止まります。
義務で会っていると、自分の中の目的が「相手を知る」から「活動を継続すること」へすり替わってしまいます。
すると、デート中の会話も相手の背景を理解する方向には伸びず、形式的な質問や無難な話題の繰り返しになりがちです。
この状態では、相手の新しい側面が見えてこないため、感情が動く余地がありません。
さらに“惰性デート”は興味の低下を加速させるため、回を重ねるほど気持ちは冷静になり、交際終了の判断が早まります。
相手に問題があるのではなく、「興味を深める姿勢がないまま続けている」ことが問題であり、そこを修正しない限り、誰と会っても同じ結果になります。
表面的な価値観だけで相手を判断すると“好きになる理由”が見つからない
4〜5回会っても気持ちが芽生えない人に共通するのは、相手を見るときの視点が常に“外側”に向いたまま固定されている点です。
仕事の安定性、住まい、休日の過ごし方、金銭感覚、支払い時の所作など、結婚生活を送るうえで大切な要素を確認すること自体は間違いではありません。
しかし、これらはあくまで「生活が成立するかどうか」を判断する情報であり、「好きになる理由」にはつながりません。
表面的な価値観で相手を見続けている限り、感情が動く瞬間は訪れません。
結婚相談所で仮交際が成立している時点で、大きな価値観の相違はある程度取り除かれています。
そのため、デートを重ねる目的は“条件を再確認すること”ではなく、“相手の内側にある人格や価値観の形成過程に触れること”へ切り替わるべきです。
しかし、多くの人はこの切り替えができず、外側の情報だけを見て、「良い人ではあるけれど特別には思えない」という状態に陥ります。
よく聞く“スペックは良いのに好きになれない”という悩みは、まさにこの表面的判断から抜け出せていない証拠です。
スペックは安心材料にはなりますが、惹かれる理由にはなりません。
好きになるのは、その人の生き方・価値観・背景に触れた瞬間であり、外側だけ見ている間は誰を選んでも感情は同じ位置で止まります。
情が芽生えるのは、相手の背景に興味が向き“異性として意識できた瞬間”
成婚につながる交際では、ほぼすべての人が「ある瞬間に相手を異性として意識した」という感覚を経験しています。
その瞬間は、見た目がタイプだった、会話が盛り上がった、気遣いが丁寧だったといった要素ではなく、“背景への理解が深まった時”に自然と訪れています。
人は、相手の価値観の根っこや行動の理由、生き方の背景に触れたときに感情が動き、初めて「この人は特別だ」という認識が生まれます。
背景に触れた瞬間に理解が深まり、理解が共感を生み、共感が親近感を高め、そこから異性としての意識が芽生えます。
これは恋愛テクニックではなく、人間の自然な心理プロセスです。逆に言えば、背景に触れようとしない限り、相手はいつまでも“良い人なだけの存在”であり、異性として意識するきっかけが生まれません。
情が芽生えるとは、相手の内側を理解する姿勢を持った時に初めて起こるものです。
“背景への興味 × 共感 × 異性としての意識”という要素がそろった瞬間、交際のフェーズは「様子見」から「関係が深まる段階」へ自然と進んでいきます。
これは回数ではなく、興味の向き方で決まるものです。
4~5回会っても気持ちが芽生えない時は“興味の向き先”を見直すべき
4〜5回会っても気持ちが芽生えないとき、多くの人は「相手に魅力がないから」と考えます。
しかし実際には、相手の問題ではなく、“自分の興味の向き先が表面的なまま”になっていることが原因であるケースがほとんどです。
外側ばかり見ているため、内側の情報に触れる機会が生まれず、結果として感情が動く材料が増えないままデートを重ねてしまいます。
興味の向き先が外側に固定されていると、誰と会っても同じように“普通の人”に見えます。
そのため、相手が変わっても同じ結果になりがちです。本来、仮交際とは“相手を選ぶ活動”ではなく、“相手を理解し、情が育つ余地があるかを確認する期間”です。
この理解が欠けたまま回数だけを重ねても、気持ちは一切動きません。
だからこそ、気持ちが芽生えないときに見直すべきは、相手ではなく“自分の関わり方”です。
条件確認ではなく、背景理解に意識を向ける。
外側の比較ではなく、内側への興味に切り替える。興味の向き先が変わった瞬間、会話の深さも相手の見え方も変わり、情が生まれはじめます。
4〜5回会って動かない感情を変えるには、お相手を変えるのではなく、“見方を変える”ことが最も重要です。
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