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2025.05.22
結婚するのは私なのに…親の“口出し婚活”が止まらない

「その人、本当に大丈夫なの?」
「もっといい人いるんじゃない?」
親のひと言が、胸にズンと響いて、せっかく前向きだった婚活の歩みが止まる。そんな経験はありませんか?
特に、親との関係が良好な人ほど、「心配かけたくない」「喜んでもらいたい」という気持ちが強く、気づかぬうちに親の“価値観”に引っ張られがちです。
でも、結婚するのはあなた自身。誰かの承認のために選ぶ相手ではありません。この記事では、親の口出しに振り回されず、“自分の意思”で結婚相手を選ぶための視点と具体策をお伝えします。
親の口出しが始まるタイミングは“うまくいってる時”に限って多い
婚活がうまくいっていない時、親は意外と静観しています。けれど、いざ「この人かもしれない」と感じた矢先に、突如として現れるのが“心配”という名の口出しです。
たとえば仮交際が順調に進み、毎週のように楽しいデートが重ねられていた頃。「次は真剣交際を申し込まれるかも」とあなたが期待していたタイミングで、母親からこう言われます。
「年下の男って、浮気しないか心配よ。若い子に目が行くんじゃない?」
「彼の職業、あまり安定してなさそうじゃない?」
「もっと条件のいい人、他にいるんじゃないの?」
あなた自身はすでに相手の人柄に魅力を感じていて、関係を前向きに進めたいと思っていた。
けれど親のひと言で、ふと不安になる。そしてその瞬間から、相手の小さな欠点ばかりが目に付くようになる。
これは心理学でいう「確証バイアス」。 親のネガティブな意見を聞いたことで、“疑いの目”で相手を見るようになってしまうのです。
結果として、それまで気にならなかった部分も不安材料に変わり、次第に気持ちが揺らいでいく。そして、「やっぱり違うかも…」と自ら交際を終了してしまう。
親の口出しは、婚活において“決定打”にはならなくても、無意識のうちにあなたの思考を変えてしまうほど強い影響力を持っています。
だからこそ、「親のひと言=正解」と決めつけず、一度立ち止まって自分の感情を見つめ直すことが重要なのです。
親の価値観=昭和の常識?今の婚活とはズレていることも多い
親世代が考える「良い結婚相手」は、昭和・平成初期の“常識”に強く影響されています。高度経済成長期を生き抜いた世代は、安定・学歴・家柄を重視し、「結婚は生活の保障」と捉える傾向があります。
一方で、令和の婚活はどうか? 今や多くの女性が自立して働き、共働き前提の結婚がスタンダードです。必要なのは、生活の保障ではなく「対等なパートナーシップ」。
しかし親は、
・一流企業に勤めていないと不安
・年上でなければ頼りない
・実家から遠すぎるのはNG
・賃貸暮らし=不安定 など、今の婚活市場では“選ばれる条件”でないものにこだわるケースが多いのです。
実際、IBJなどで成婚している女性の多くは「安心感」や「対話ができるか」を重視して相手を選んでいます。
見た目や学歴、年収が高くなくても「一緒にいて心が落ち着く」「自分を大切にしてくれる」と感じられる相手こそ、結婚につながっているのです。
ここに、親の視点との大きなズレがあります。親は、見栄や周囲の評価を基準に「いい人」を見つけようとする。
一方で、娘本人は「自分にとって心地よい人」を選びたい。
親の意見は大切ですが、アップデートされていない“古いデータ”かもしれないと疑ってみることが、冷静な判断につながります。
「親が反対してるから…」で交際終了。その裏にある“決断の責任回避”
「親が反対してるから仕方なく…」という言葉の裏には、自分の中にも迷いがあることが多いです。完全に自信がある相手なら、多少の反対があっても揺るがないもの。
たとえば、交際相手に対して「優しいし楽しいけど、決め手がない」「将来の話ができていない」といった曖昧な不安を抱えている。
そこに、親から「本当にこの人で大丈夫なの?」と問われると、 「やっぱり不安だしやめておこう」と逃げ道にしてしまうことがあります。
これは、婚活の“あるある”です。
自分の中で答えが出ていないからこそ、親の言葉が決定打になってしまう。
けれど本来は、自分の選択は自分で決断するもの。 親が反対しても、あなたが心から「この人と一緒にいたい」と思えるなら、 その気持ちが正解です。
逆に、自分でもどこか納得していない場合、親の意見に“同調”することで責任を回避してしまう構図になります。
つまり「親のせいで別れた」のではなく、「親の意見を理由にして、自分の迷いから逃げた」だけかもしれないのです。
結婚は自分の人生の分岐点。 他人の声ではなく、自分の心の声を最優先にしてください。
「相談」ではなく「報告」が正解。親との距離感を変えるだけで婚活は進む
親がなぜ口出ししてくるのか。 それは「この子は私の承認が必要だ」と感じているからです。
相談されることで、親は「娘の選択に関与している」と錯覚し、意見を述べたくなる。
たとえば、毎回デートのたびに報告を入れていたり、 「この人どう思う?」と聞いたりしていませんか?
その姿勢が、親の口出しを加速させる原因になっているのです。
この状況を変えるには、“スタンスの変更”が必要です。
つまり、 「相談」ではなく「報告」。
決まったことを事後報告にすれば、親のリアクションは格段に減ります。
「私はこの人とお付き合いを始めました」 「来月、お相手のご両親にご挨拶に行きます」 というように、すでに進んだ話として伝えれば、 親の出番はなくなります。
もちろん、反対される可能性がゼロではないにせよ、 「もう娘は大人なのだ」という認識を親に植え付けるチャンスでもあります。
主導権を親に渡さず、自分が決めたことを尊重してもらう。 その第一歩が、「相談をやめて報告に切り替える」ことなのです。
「親を納得させなきゃ」は間違い。あなたの幸せに必要なのは“共感者”
「親に祝福されたい」という気持ちは自然です。 誰だって、大切な家族に喜んでもらえる結婚をしたいと願います。
でも、「親が納得しないと結婚できない」と思っているなら要注意です。
それはいつの間にか、“親のための結婚”になっているから。
親の基準に沿った条件を追い求め、 「親が安心できる人」を探していると、 あなたの心はどんどん置き去りにされていきます。
たとえば、親が「医者か公務員じゃないとダメ」と言っている。 でもあなたは、同じ目線で笑い合えるフリーランスの男性に惹かれている。
そのとき、どちらを選ぶか? 本当に幸せになれるのは、あなた自身が「一緒に生きたい」と思える人のはずです。
婚活は、親に認められるための試験ではありません。 “誰となら、どんな未来でも乗り越えていけるか”を探すプロセスです。
親の承認を求めすぎると、本当の意味での“自立した結婚”は手に入りません。
あなたの決断を信じ、応援してくれる人が一人いれば十分です。 それはカウンセラーでも、友人でも、自分自身でもいい。
誰の顔色も伺わず、自分の直感と価値観を信じて選んだ結婚こそ、 後悔しない“幸せの形”になるはずです。
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