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2025.07.26
「親が元気なうちに結婚してほしい」その言葉が“重く響く”時が来る前に

「親が元気なうちに、結婚してほしい」
婚活をしていると、ふとした瞬間に親からこんな言葉をかけられることがあります。
そのときは「そんなに焦らなくてもいい」「今は仕事が忙しいから」など、何となく聞き流してしまうかもしれません。
けれど実際に、親の体調が悪くなったとき、介護が必要になったとき——その時になって初めて、“あの言葉の本当の意味”に気づく人がいます。
そして気づいたときには、もう以前のように自由に婚活ができる状態ではなくなっている。
自分の生活に“親の老い”という要素が加わると、結婚したいと思っても、動けなくなる瞬間が確実に訪れるのです。
今回は、「なぜ“親が元気なうち”が婚活のベストタイミングなのか」を、婚活カウンセラーの視点から深掘りしていきます。
40代以降は“親の介護”という現実に直面する
40代以降の婚活で大きな壁になるのが、“親の介護”という避けられない現実です。
もちろん、40代で結婚すること自体は全く遅くありませんし、実際に成婚している方はたくさんいらっしゃいます。
しかし、親の年齢を考えると、誰にとっても“自分よりも先に老いる存在”との距離が近くなり始める時期であることは間違いありません。
「母親が病気がちになった」「父親が一人では通院できなくなった」など、心配ごとが増える年代でもあり、何かと実家と関わる機会が増えていきます。
この段階に入ると、婚活を進めるうえで、時間や体力の余裕が削られがちになります。
平日は仕事、休日は親の病院付き添いや実家の手続きで終わってしまい、「自分のことに集中する時間がない」と感じる方も少なくありません。
婚活は、自分の生活にある程度の“空白時間”が必要です。
写真撮影やプロフィール作成、複数の方とのお見合い調整やデートスケジュールを進めていくには、心にも生活にも余裕が欠かせません。
親の健康状態が安定していれば、婚活は何歳からでもスタートできます。
ただし、「介護が始まってからでもできる」と楽観視しすぎると、いざという時に自由に動けなくなるリ
スクがあります。
大切なのは、「今ならまだ、自分の時間を持てる」と気づいて動けるかどうか。
婚活を始めるタイミングとして、年齢だけを見て判断するのではなく、“親との関係性”や“将来の生活設計”も含めて考えることが重要です。
そして今、親が元気で、自分も仕事や生活に余裕がある——
それは婚活を始めるうえで、何よりのチャンスなのです。
「仕事が忙しかった」で後々後悔する人が多い
「もう少し仕事が落ち着いてからでいいかな」
「今はプロジェクトが忙しくて、婚活は後回し」
そんなふうに考えていたら、いつの間にか数年が経っていた——これはよくある話です。
もちろん、仕事に全力を注ぐ時期があるのは自然なこと。
婚活よりも、今はキャリアを優先したいと考えるのも間違っていません。
ただ、問題は「仕事が落ち着く時期はいつなのか」が自分でも分からないまま、ずるずると先延ばしになってしまうことです。
婚活の現場では、30代後半〜40代の方から「もっと早く始めればよかった」という声を本当によく耳にします。
その多くは、「仕事が忙しくて」「あっという間に年を重ねていた」と口を揃えます。
仕事が充実している人ほど、婚活を始めたときに戸惑うことがあります。
時間の使い方、気持ちの切り替え、相手に合わせることへの疲労感。
でも、それは“忙しい中でも一歩を踏み出した人”にしか分からない実感です。
忙しいからといって、婚活ができないわけではありません。
むしろ、忙しい今だからこそ、“効率的に動く方法”を考えることで、無理なく婚活ができます。
結婚相談所では、仕事と両立している方がほとんど。
休日に集中してお見合い・デートを組む人や、LINEや通話でじっくり関係性を深める人も多く、限られた時間でもしっかり成果を出しています。
大切なのは、「落ち着いたら」ではなく、「今、できる範囲でスタートする」こと。
後悔しないために——今の自分に合った形から婚活を始めてみることが、未来を変える第一歩になるのです。
再婚者を許容できないと、婚活で息詰まることもある
結婚相談所では、30代後半〜40代になると、再婚歴のある方とのマッチングが増えていきます。
それは決して珍しいことではなく、今では「バツイチ=マイナス」という時代でもありません。
ただ、いざ婚活を始めてみると「やっぱり初婚の人がいい」と感じてしまう人もいます。
自分が初婚であれば、なおさら「お互いに初めての結婚でありたい」と思うのは自然な気持ちです。
ですが、ここで一つ意識しておきたいのが、「自分も、年齢だけで“なぜこの年齢で未婚なのか”と見られている」ということ。
相手を条件で判断すれば、相手もまた自分を条件で見てきます。
「過去」ではなく、「これからどんな家庭を築いていきたいか」という未来志向の話ができる人が、成婚に近づいていきます。
再婚歴があるからといって、人間性に問題があるわけではありません。
むしろ、前回の経験を経て、自分の足元を見つめ直し、穏やかに歩んでいこうとする方も多くいらっしゃいます。
逆に、年齢を重ねても初婚にこだわりすぎてしまうと、出会いの可能性が狭まり、いつの間にか婚活に行き詰まってしまうこともあります。
結婚は、過去ではなく「今とこれから」に向き合うもの。
だからこそ、柔軟な気持ちで婚活に臨めば、想像もしなかった素敵な出会いに繋がることがあります。
今はまだ想像できなくても、動き始めた人だけが見える景色があるのです。
将来1人になった時に、働く目的を見失う人もいる
婚活を始める動機は人それぞれですが、「このまま1人で歳を重ねたとき、自分の人生に“目的”が見えなくなるのが怖い」と語る方は少なくありません。
仕事に全力を注ぎ、趣味もあって、今の生活に特段不満はない——
でも、ふとした時に「このままでいいのかな」と感じてしまう。
親が元気で、自分も健康なうちは、その生活に何の違和感もないかもしれません。
ですが、親が亡くなったあと、あるいは頼れる人がいなくなったあと、自分が本当に一人きりになったとき、急に“空虚さ”が押し寄せてくる人もいます。
「誰のために頑張るのか分からない」
「休日が暇すぎて、やることがない」
「今は楽しくても、これをあと30年続けるのかと思うと怖い」
そう感じてから婚活を始めるのは、気持ちの立て直しに時間がかかることもあります。
もちろん、誰かと結婚することが“人生のすべて”ではありません。
ただ、信頼できるパートナーと支え合うことで、将来に向かって頑張る理由ができたり、日々の喜びが共有できたりするのは、想像以上に大きなことです。
今の楽しさと、将来の孤独感はまったく別物。
だからこそ、“将来1人になったときの自分”を少しだけイメージしてみてください。
「今が不安だから結婚する」ではなく、「今だから、穏やかに人生を整えておきたい」
そんな前向きな思考で動く人が、自然と良縁に恵まれていきます。
今でなく“10年後の未来”を創造することが大切
婚活において、実は最も大切なのは「今、どうしたいか」ではなく、「10年後、どうなっていたいか」を描けるかどうかです。
今の自分の感情だけで動こうとすると、「疲れた」「面倒くさい」「まだいいかも」といった気持ちが先に立って、つい行動が後回しになります。
でも、10年後の自分を想像してみたとき——
親の年齢は?
自分の生活スタイルは?
仕事は続けられている?
そのとき、自分にパートナーがいたら。
安心して日常を話せる相手がいたら。
何かあったときに一緒に考えられる人がいたら——
人生の景色は、大きく変わります。
婚活を始める人の中には、「まだ心から結婚したいとまでは思っていないけれど、後悔したくないから」と動き始める人もたくさんいます。
そして、そういう人たちこそ、早い段階で“この人と一緒に未来を作っていけるかも”という感覚に出会っています。
未来は、待っていても自然とは変わりません。
先回りして動いた人だけが、「あの時、始めておいてよかった」と思える結果にたどり着いています。
まだ結婚を明確に望んでいなくても構いません。
“未来の自分のために、今少しだけ動いてみる”——その行動こそが、10年後の自分を救う婚活の始め方です。
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