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2025.11.28

男性が気づかない“初デートギャップ”|お見合い後に交際発展してもすぐ終了になる本当の理由

お見合いでは印象が良かったのに、初デートが終わった瞬間に「この人とは続けられない」と感じてしまう――婚活ではよくあることです。

女性が初デートで交際終了を決める背景には、“初デートでしか見えない実生活の部分”がはっきりしてしまうからという理由があります。


お見合いは約60分。

座って話すだけなので、お互いに丁寧で、距離も一定に保たれています。

ところが初デートは、歩く・注文する・席を移動する・沈黙が生まれるなど、過ごす時間のほとんどが自然体です。

だからこそ、たった1回のデートで女性の感じる違和感が一気に表に出てきます。


お見合いで「話しやすかった」「雰囲気がよかった」と思っても、それは“お見合いという形式の中で保たれた空気”にすぎません。

初デートは日常に近い分、会話のテンポや距離の取り方、話題の選び方など、ふだんのクセがそのまま現れます。

その差が“落差”となって交際終了につながります。

初デートで“スーツ補正が外れた”普段の見た目ギャップ

お見合いではスーツ姿の男性が多く、清潔感が分かりやすい状態です。

スーツは体のラインを整え、姿勢も良く見せ、髪型や身だしなみも整っているので、どうしても第一印象は高くなります。

いわゆる“スーツマジック”です。


しかし初デートではスーツを着ません。

服のセンス、サイズ感、靴、バッグ、姿勢、歩き方、雰囲気――こうした「普段の生活感」がすべて見えます。

ここで女性は、お見合いの印象と“日常の印象”を比べて、良くも悪くもギャップを感じます。


・私服が年齢に合っていない

・サイズ感がゆるい、もしくはピチピチ

・靴が汚れている、ヨレている

・バッグが古いまま

・歩き方がだらしなく見える

・立ち姿に緊張感がない


そのひとつひとつが“異性として見られるかどうかの判断材料”になります。

お見合いでは格好良く見えた男性でも、初デートで「思っていた雰囲気と違う」と感じる女性は少なくありません。


また、女性は男性より“生活感の清潔さ”に敏感です。

髪型が崩れている、肌の調子が見える、食べ方や姿勢のクセが分かるなど、スーツの時には隠れていた部分が全て表に出ます。


ここで印象がガクッと下がると、女性の頭の中では

「この人と一緒に歩いている自分を想像できない」
「デートを重ねた時の姿がイメージできない」

と、将来を描くことが難しくなります。


この“未来が見えない感覚”こそ、初デートで終了になる大きな理由です

お見合いより“楽しくなかった”と感じる会話ギャップ

お見合いは60分。

その時間は席に座り、静かな場所で話し、話題もプロフィールを中心に進むので、会話がスムーズに感じやすいのは当然です。


しかし初デートは違います。

歩く時間、店を選ぶ時間、注文する時間、席に着くまでの移動、メニューを見る沈黙など、「会話以外の時間」が必ず発生します。

そしてそれらすべてが“素の相性”を映し出します。


ここで女性が感じるのは次のようなことです。


・歩くスピードが合わない

・沈黙が重く感じる

・話題が広がらない

・質問されるだけで負担に感じる

・どこか気を使ってしまう

・笑うタイミングが合わない

・リアクションが薄く、会話が続きにくい


お見合いでは楽しく話せたのに、初デートになると「意外と話しにくい」「なんとなく気を使う」と感じる女性は多いです。

これは会話力ではなく、単純に“波長が合わない”というだけのこと。波長はどちらが悪いという話ではなく、相性として出るだけです。


また、お見合いでは“丁寧に話すモード”でいる男性が多いですが、初デートではその丁寧さが崩れ、言葉選びが雑になったり、話題が広がらなかったりします。

女性はその変化を敏感に感じ取り、

「お見合いの時の感じとは違う」
「2回目以降も同じように気を使うのかと思うとしんどい」

という判断に至ります。


結果として、初デートで“続ける理由が見つからない”と感じた瞬間、交際終了は決まります。

60分では見えなかった“2時間の長さ”で、気疲れと違和感が一気に表に出る

お見合いは60分という決まった時間の中で、ほぼ座ったまま話をするだけです。

適度な緊張があるので、お互いに丁寧で、話す順番も守られやすく、会話のテンポも大きく乱れません。

だから“違和感を感じる前に時間が終わる”ということが多い。


しかし初デートは、ほとんどが自然体の時間です。

店に向かって歩く時間、席に案内されるまでの時間、メニューを見る時間、注文して料理が来るまでの時間。

そのすべてが“素のテンポ”になります。この自然な時間の中で、女性側は「あれ?」と思う瞬間を積み重ねていきます。


例えば、歩くスピードが全然合わない。少し早歩きな男性に合わせるのが地味にしんどい。

逆に男性の歩幅が小さくてペースがつかめない。こうしたことはお見合いでは一切分かりません。

他にも、席に着く前の待ち時間で会話が途切れてしまったり、お店を決める時の言い方がどこか曖昧で頼りなく見えたりすることもある。


メニューを見る時の沈黙に気まずさが走る。

話題が途中で止まり、どちらかが無理に話を続けようとする空気になる。

料理が来るまでの10分が異常に長く感じる。こうした“沈黙の重さ”は60分のお見合いでは絶対に出ないものです。


また、2時間という長さは、テンションの上下もはっきりさせます。

最初の30分は楽しくても、後半になるにつれ会話の引き出しが尽き、相手のリアクションが薄くなる。

相槌が一定で、表情の変化が少ないと「楽しんでくれていないのかな」と女性は感じます。

話した内容に対して男性が興味を示していないように見えると、一気に気持ちが重くなる。


この“重さ”が積み重なると、女性は自然と

「2回目以降もこの感じならしんどいかもしれない」
「一緒に過ごすイメージがわかない」

と判断します。

たった2時間でも、同じ空気感で過ごし続けられるかどうかは、女性にとって大きな判断材料です。


お見合いは「印象を確認する時間」。
初デートは「相性が見える時間」。


その違いが、そのまま交際終了という結果につながります。

初デートで“距離の詰め方”がズレていたことで、異性として意識できなくなる

初デートでは、女性が“人としての距離”と“異性としての距離”の両方を見極めます。

ここでズレがあると、女性は一気に冷静になります。


例えば、歩いている時に急に距離が近い男性。話すたびに顔が近い。

声のトーンが低く、圧があるように感じる。

お見合いではカウンター越しに話しているので気づかなかったけれど、実際に横を歩くと“距離の近さ”が強く出る男性は多い。

この距離の取り方が合わないと、女性は居心地の悪さを感じます。


逆に、距離を詰めるどころか“まったく近づこうとしない”男性もいます。

歩く位置がいつも女性の一歩前か後ろ。店でも真正面に座り、身体を女性側へ向けない。

会話の内容も事務的で、デートをしているというより“説明を聞いている感覚”になる。

これは異性としての空気がほとんど生まれません。


また、距離の詰め方が雑だと、女性は「この人とは合わないかも」と感じやすくなります。

座る位置が近すぎて落ち着かない。

反対に、いつまでも距離が一定のままで“友達と話しているような空気”が続き、異性としての意識が湧かない。


このズレが初デートの段階で出てしまうと、女性は「これ以上会っても関係が変わるイメージが持てない」と感じます。

距離の取り方は感覚の問題なので、どちらが悪いという話ではありません。

しかし相性として出てしまうため、初デートで“続かない”と判断されることがよくあります。

120分を経て“判断基準が期待から現実へ切り替わる瞬間”が来てしまった

女性は初デートの時間を通して、“この先続けられるかどうか”を自然と考えます。

特に結婚相談所では、デートの目的は仲良くなることではなく、“将来が見える相手かどうか”の確認です。


お見合い後は期待が勝っています。「いい人だった」「もう少し話してみたい」と思う気持ちで交際希望を出しているので、初回デートの前まではプラスの評価が残っています。


しかし初デートが終わった時、その期待が一度リセットされます。

2時間の中で感じた“気を使う時間”“話が続かない瞬間”“歩く時の違和感”“距離のズレ”“沈黙の重さ”などが積み重なると、女性の判断は非常にシンプルになります。


「この感じが続く未来が想像できない」

「2回目以降も同じ空気ならしんどい」

「無理に会っても気を使うだけになりそう」


こう思った瞬間、交際終了は決まります。


女性は感情ではなく、現実的に判断します。

・一緒に歩く姿が想像できるか

・会話が自然に続く未来が見えるか

・デートを重ねた時の空気がイメージできるか


これらが想像できなければ、続ける理由はありません。


初デートは“期待で積み上げた印象”が“現実の相性”で上書きされる時間。

その差が大きいほど、女性は早い段階で結論を出します。


だからこそ、お見合いでは良かったのに初デートで終了になるケースが後を絶たないのです。

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