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2025.09.05
お見合いしてもほぼ交際希望を出さない人の心理とは?

お見合いをしても、どうしても交際希望を出せない自分がいる。
結婚相談所に入会した以上、結婚したい気持ちは確かにあるはずなのに、実際にお見合いの場に立つと「次につなげよう」という行動が取れない。
気づけばお見合いの回数だけが増えていき、交際に進めない状況が続く。
「相手に興味が持てなかったのか」「理想が高すぎるのか」――理由を探してもはっきりしないまま、活動に迷いが出てしまう。
頭では「まずは仮交際に進んでみよう」と理解しているのに、心がついてこないのだ。
なぜ自分は交際希望を出せないのか。その背景には、無意識のうちに働く心理的なクセが隠れている。
理想像が高く“減点方式”で相手を見てしまう心理
お見合いの席につくと、どうしても相手を「減点方式」で見てしまう。
最初は「良いところを探そう」と思っていても、会話が進むにつれて「ここが合わない」「この習慣は無理かもしれない」とマイナス面ばかりが気になってしまうのだ。
例えば、趣味が自分と違うと「休日の過ごし方が合わなそう」と感じる。
話のテンポが少し遅いと「毎日の会話が疲れそう」と考える。
食事の好みが違えば「生活を共にしたらストレスになるかも」と結論を急ぐ。
冷静に考えれば、お見合い一回でそこまで判断できるはずがないのに、些細な違和感を大きく捉えて「違う」と決めつけてしまうのだ。
背景には「失敗したくない」という強い気持ちがある。
結婚相談所に入会し、費用も時間もかけているのだから、理想的な相手を見つけたい。
その思いが強ければ強いほど、「少しでも合わない部分があるなら後で苦労するに違いない」と未来を悲観的に想像してしまう。
結果として、良い点を見ようとする前にマイナス点を探し出すクセが定着してしまうのだ。
成婚者の体験談を見れば分かるように、実際に結婚まで進んだ人は「完璧だったから選んだ」のではなく、「一緒にいて落ち着いた」「自然体でいられた」という感覚で決断している。
けれども、減点方式の心理が強いと、その安心感にたどり着く前に出会いを切り捨ててしまう。
結果的に交際希望を出さず、お見合いだけが積み重なっていく。
断られる不安を避ける“防衛本能”
交際希望を出さないもう一つの心理は「断られるのが怖い」という防衛本能だ。
自分から交際希望を出したとしても、相手から「お断り」が届いたら、その瞬間に自信を失ってしまうのではないか――そんな不安が頭をよぎる。
実際、お見合いが終わってから交際希望を出すかどうかを考えるとき、相手の反応が気になって仕方がない。
「笑顔が少なかったのは自分に興味がなかったからだろうか」「沈黙があったのは退屈させてしまったのではないか」とネガティブに受け止め、どうせ断られるなら自分から希望を出さない方が傷つかないと考えてしまうのだ。
この防衛本能は、自分を守るためには合理的に見える。
だが実際には「挑戦する前に諦める」という行動パターンを繰り返しているにすぎない。
その結果、誰とも仮交際に進めず、活動が停滞してしまう。
本来なら、結婚相談所の仮交際は「結婚を前提にした真剣交際」ではなく「相性を確かめるためのステップ」だ。
完璧に合うことを前提にする必要はなく、むしろ多少の違和感があっても「もう一度会ってみてから判断しよう」と思うのが自然な進め方だろう。
しかし、防衛本能が強い人は「断られるくらいなら進めない方がマシ」と考えてしまうため、交際希望を出す勇気が出ない。
その結果、「結婚したいのに前に進めない」という矛盾した状況に陥る。
交際希望を出さない限りご縁は始まらないのに、自分でそのチャンスを閉ざしてしまうのだ。
最初から“結婚後の生活”を過剰にシミュレーションしてしまう
お見合いの席で少し話しただけなのに、私はすぐに「この人と結婚したら…」と先の生活を細かくシミュレーションしてしまう癖がある。
まだ交際にも進んでいない段階なのに、相手の職場や実家の場所、生活リズムなどを聞いた瞬間に「もし一緒に暮らしたら」と勝手に未来を描き始めてしまうのだ。
例えば、相手の勤務地が遠いと「通勤に時間を取られたら生活が不規則になりそう」と想像する。
実家が地方だと聞けば「親との関わりが多くなって同居を求められるかもしれない」と不安になる。
家事分担の話題が出れば「自分ばかり負担する未来になるのでは」と決めつけてしまう。
頭の中で先走って未来を組み立てるうちに、まだ確認してもいない要素を「無理」と結論づけてしまう。
そして「交際希望を出しても結局続かないだろう」と考えてしまい、希望を出さない選択をしてしまう。
本来なら、仮交際は「生活を具体的にすり合わせる段階」ではなく「まず人柄や会話の雰囲気を知る段階」だ。
にもかかわらず、私は最初から結婚生活を想像しすぎて、重くなりすぎる。その過剰なシミュレーションが、まだ始まってもいないご縁を終わらせてしまっている。
お見合い段階で結論を急ぎすぎる思考癖
私はお見合いを「一度で結論を出さなければならない場」だと思い込んでいる。
1時間程度の会話で「合うか合わないか」を決めることが当然だと感じてしまい、その場で「違う」と思えばすぐに交際希望を出さない判断をしてしまう。
会話が弾まなければ「価値観が合わない」と切り捨てる。少しでも違和感を覚えれば「この先続けても意味がない」と考える。
逆に、話が盛り上がりすぎても「ここで合わない部分が見えたなら、早めに終わらせたほうがいい」とネガティブに結論づけてしまう。
しかし、実際には人の印象は一度で決まるものではない。
二度目、三度目の出会いで大きく印象が変わることは珍しくない。
にもかかわらず、私は「一度で判断するべき」という思考癖に縛られ、可能性を広げる前に扉を閉ざしてしまっている。
結婚相談所の交際は「まずは会ってみて、お互いを少しずつ知る」ための仮交際制度があるにもかかわらず、それを活用できていないのだ。
結論を急ぐ思考癖こそが、交際希望を出さない原因になっている。
相手を査定しているだけで“距離を縮める努力”を避けてしまう
私はお見合いの場で、無意識のうちに「相手を査定する立場」になってしまうことがある。
年収、家族構成、仕事の安定度、話し方の印象――まるでチェックリストに沿って評価するように相手を見てしまうのだ。
すると、会話の中で自然に距離を縮める努力がおろそかになる。
ただ確認するだけ、条件を聞き出すだけで終わってしまい、「もっと相手を知りたい」という前向きな関心を示せない。
結果的に、お見合いの時間を過ごしても心が近づかず、「この人と交際を続けるイメージが湧かない」と感じてしまう。
もちろん、結婚相手を選ぶ以上、条件を確認することは大切だ。
しかし、条件ばかりに意識を向けてしまうと「人としての魅力」や「一緒に過ごす心地よさ」に気づけない。
そのままでは交際希望を出す動機が見つからず、終わらせるしかなくなる。
本来なら、「また話してみたい」「もう少し一緒にいてどう感じるか試したい」という気持ちが、交際希望につながるはずだ。
だが、私は査定に偏ってしまうために、その一歩を踏み出せない。
距離を縮める努力を避ける限り、交際希望を出さない自分から抜け出せないのだ。
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