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2025.11.27

真剣交際に進まないのはなぜ?|デートが続くのに進展しない人に共通すること


デートは続くのに前に進まない“停滞現象”は婚活で頻発する


結婚相談所の現場では、デート自体は問題なく続いているのに、関係が前に進まないケースが一定数存在します。

特に「お互いに嫌なところはない」「会えば普通に楽しく過ごせる」という状況ほど停滞が長引きやすく、結果として真剣交際に進まずに終わる人が多いです。

一見すると順調に見えるため違和感を覚えにくく、当人同士も“どこで判断すべきか”が分からないまま時間だけが過ぎていきます。

実際、4〜6回のデートで真剣交際に進む人が多い中、7回以上会っても関係が変わらないというのは、進展しない交際に共通する典型パターンです。


この停滞には明確な理由があります。

ただし、ここでは原因を断定せず、まず“何が起きているのか”を理解するところから始めます。

婚活は時間が限られているからこそ、進む関係と止まる関係の違いを早期に見極めることが重要です。

デート回数が増えても可も不可もなく、交際終了する決定的要因が出てこない

真剣交際に進まない人に共通する特徴のひとつが、デートを重ねても“可もなく不可もなく”の状態が続くことです。

大きな違和感はないものの、相手に対して強い魅力を感じるわけでもない。

ネガティブな材料がないので交際終了の理由は見当たらないのに、前向きな判断材料も増えない。こうした状態は、婚活では実は最も停滞しやすいパターンです。


デート中の雰囲気が悪いわけではないため、当人同士は「とりあえず次も会えるだろう」と思いやすく、同じテンションのまま3回、4回、5回と会う回数だけが積み上がっていきます。

しかし、関係が深まるには“踏み込んだ会話”や“未来に向けた判断材料”が必要であり、それが増えないまま回数だけが重なっても真剣交際には繋がりません。

多くの人は、交際終了するほどの問題がないことを「順調」と捉えますが、実際には“決めたい理由が生まれていない状態”は大きな停滞サインです。

婚活では、可もなく不可もなくのまま続く関係ほど前に進みにくく、気づいた時には「結局このまま進展しなかった」という結果に落ち着いてしまいます。

将来の話がいっこうに出ず、関係が“現在地点”から動かない

デートが続くのに真剣交際に至らない人の共通点として、将来に関する話題がまったく出てこないことが挙げられます。

結婚相談所での交際は“結婚相手として見られているかどうか”が進展の判断基準になるため、相手が未来に関心を向けているかどうかは非常に分かりやすい指標です。


例えば、住まいのエリア感、仕事の働き方、結婚後の生活イメージなど、ごく一般的な話題でも構いません。

真剣交際に進む関係では、こうした会話が自然に増えていきます。

一方、7回以上会っても生活観や価値観の擦り合わせが出てこない場合、相手の中で“進める理由”が育っていないことが多いです。


現在を楽しむだけで終わってしまう関係は、楽しい時間こそ過ごせますが、婚活としては進展しない典型です。

未来の話が出てこないというのは、相手が「今は普通に会えるけれど、次のステップは考えていない」ことを示しており、進展しない交際には必ずと言っていいほど現れます。

会う頻度が低く、“気持ちの積み上がり”が起きていない

デートが続いているのに真剣交際へ進まない背景には、会う頻度が低すぎて“気持ちの積み上がり”が起きていないケースがあります。

特に、2週間に1度というペースでしか会えていない関係は、温度感が上がりづらく、関係性が深まる前にフラットな状態に戻ってしまいます。

これは結婚相談所の現場で最も多い停滞理由のひとつで、どれだけ相性が悪くなくても、会う間隔が空くことで進展のきっかけを失うことが非常に多いです。


婚活では、相手への好意は“会う回数”ではなく“会う頻度”に比例して育ちます。

例えば、1週間に1度会えている関係では感情の温度感が維持されやすく、会うたびに「前回より距離が縮まった」と感じられる積み上がりが起こります。

一方で、2週間以上間が空くと、前回の印象が上書きされず、相手への関心が一定のまま固定されてしまいます。

その結果、デートを重ねても関係が横ばいとなり、真剣交際に至るほどの熱量が育ちません。


さらに、会う頻度が低い関係ほど“他の仮交際相手”の存在が大きく影響します。

婚活では複数交際が認められているため、会う頻度の高い相手が優先されやすく、逆に間隔が空く相手は後回しになります。

つまり、会う頻度が低い側が知らないうちに“優先順位が下がる”構図が生まれます。

感情の積み上がりが起きないまま、別の相手との距離が縮まり、いつの間にか関係が切り替わってしまうケースは多いです。


会う頻度が低いという問題は、表向きには見えづらいため、当事者は「普通に会えている」と思いがちですが、婚活の仕組み上は明確な進展阻害要因となります。

だからこそ、真剣交際を目指すなら最低でも週1ペースを維持し、感情が停滞しない“積み上がる関係”をつくることが不可欠です。

特に他に良い人がいない“キープ枠”として残されている

真剣交際に進まない人の中には、相手から“キープ枠”として扱われているケースが一定数存在します。

他に優先度の高い仮交際相手がいる、あるいは比較対象としての候補が複数おり、その中で特別な魅力を感じられていない場合、デート自体は続くものの、関係を深める意思が相手側にありません。

この状況は本人には非常に分かりにくいのですが、7回以上デートしても関係が動かない典型的な理由のひとつです。


キープ扱いの特徴は、デートの時間は確保されるものの「深めるためのアクション」がまったく見られない点にあります。

たとえば、相手から未来の話題が出てこない、会う理由がいつも“とりあえず次会いましょう”程度で終わる、あなたを知ろうとする具体的な質問がないなど、温度感が上がらないまま継続してしまう状態です。

これは、相手が本命に対して使う言葉や行動と大きく異なるため、比較で見れば明確に分かりますが、当人には気づきにくいまま続いてしまいます。


さらに、キープ扱いされている場合、相手にとってあなたは「悪くはない」「断る理由はない」程度の立ち位置であり、積極的に選びたい存在になっていません。

結婚相談所では、真剣交際に進める相手は4〜6回のデートでほぼ判断されます。

これは、結婚に向けての意思決定が早い人が多いためです。

それにもかかわらず7回以上デートしても深まらないということは、相手があなたを“第一候補として見ていない”証拠になります。


キープ枠は、本人の魅力不足というより“相手の優先順位の問題”であることが多いため、自分ではコントロールしづらい領域です。

重要なのは、この状態を長期間続けないことです。

本命ではない扱いのまま惰性でデートを重ねられてしまうと、気づいた時には多くの時間を失ってしまうため、早い段階で状況を見極める必要があります。

結局、7回以上デートしても決まらないなら別れた方が良い

真剣交際は、結婚相談所では4〜6回のデートで決まるケースが圧倒的に多く、ここを越えて7回以上に突入してしまうと、進展しない交際に共通する“停滞ライン”に入っている可能性が高いです。

これは感覚ではなく、実際の成婚データに基づく明確な傾向であり、7回以上会っても真剣交際の話が出てこない関係は、その後も大きく進展しづらいのが現実です。


理由の一つは、7回の時点で“相手の判断材料が揃っている”ためです。

結婚相談所の交際は結婚を前提とした出会いであり、相手の仕事・生活習慣・価値観・コミュニケーションのスタイルなどは、6回も会えばある程度見えます。

本気で進めたいと思われていれば、この段階で真剣交際の話が出てくるのが通常です。

それがないということは、あなたを“選びたい理由”が育っていないか、優先順位が低いまま固定されている状態だと言えます。


また、7回以上になると惰性が生まれやすく、相手もあなたも“判断しないまま継続しているだけ”の関係になりがちです。

デート自体は破綻していないので会おうと思えば会えますが、前に進む動機がないため、ただ時間だけが消費されていきます。

このフェーズに入ると、お互いの熱量は上がらず、結果として交際終了に至るケースが非常に多いです。


だからこそ、7回以上デートしても真剣交際に進まない時点で、“この関係に時間を使う価値があるのか”を冷静に考える必要があります。

婚活はスピードと相性が重要で、前に進まない交際を長く続けるほど他のチャンスを逃してしまいます。

進む関係は自然に進み、進まない関係はいくら続けても進まない。

この現実を受け止め、見切る判断をすることが、最終的には成婚への最短ルートとなります。

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