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2025.06.10
「それ、ハラスメントです」婚活でやりがちな“無自覚な地雷行動”とは?

“なんか無理”の正体、それハラスメントかもしれません
婚活をしていると、「スペックは悪くない」「会話も普通」「見た目も清潔感あるのに…なんか無理」という場面に出くわすこと、ありませんか?
その“なんか”の正体、じつは多くの場合――「ハラスメント」です。
しかもそれは、露骨な嫌がらせや暴力的な態度ではありません。
相手には全く悪意がなく、むしろ「良かれと思って」やっていることすらある。
だからこそ厄介で、だからこそ傷つくのです。
婚活の場面で起きる“ハラスメント”の多くは、日常ではスルーできるような小さな言動の積み重ね。 けれど、婚活という「条件と印象」が全てを決める環境では、その一つひとつが致命傷になり得ます。
この記事では、実際の婚活現場でよく見られる“婚活ハラスメント”の典型例**を紹介しながら、 女性目線での違和感、そしてどう対応すべきかを掘り下げていきます。
「で、なんで結婚したいの?」と聞かれる圧――“動機詮索ハラスメント”の正体
「で、なんで結婚したいの?」 婚活をしていると、唐突にこんな質問をぶつけられることがあります。
聞いている側は軽い雑談やアイスブレイクのつもりかもしれません。
しかし、聞かれた女性にとっては「試されている」「値踏みされている」と強く感じてしまう質問の代表格です。
なぜならこの質問、答え方ひとつで“その後の評価”が決まってしまうような、 試験的ニュアンスや探りのような圧を含んでいるからです。
たとえば、「子どもが欲しいから」と答えれば、「やっぱり出産目的か」と思われそうで怖い。 「
経済的な安定がほしくて」と答えれば、「寄生したいってこと?」と冷たく見られるかもしれない。
つまりこの質問は、女性側にとって“地雷を踏ませるために用意された誘導尋問”のような感覚を覚えるのです。
本来、「結婚したい理由」は誰にだってあっていいし、正解・不正解なんて存在しないはず。
それなのに、まるで“納得できる理由を持っていない人間は不合格”と言われているような空気が流れる。
特に問題なのは、この質問が“男性から女性に”向けて一方的に投げられがちだということです。
つまり、「あなたは何のために結婚したいの? 俺を納得させてみてよ」という、 上下関係を感じさせる構造になっているのです。
この時点で、女性の中には「この人とは対等に話せない」「自分の人生を査定されているようで不快」と感じ、 その後の印象が一気に落ちてしまいます。
さらに、この質問が発せられるタイミングも最悪なことが多い。 初対面やまだ関係性が浅い段階で言われると、「私ってそんなに説明責任がある存在なの?」と、 疑問や怒りさえ湧いてくるのです。
“結婚したい理由”は、お互いの関係性が深まり、自然な流れで語り合うからこそ意味があるもの。 詰問や面接のように引き出すものではありません。
無意識に“ジャッジする側”に立ち、「見極めてやろう」という姿勢をとる男性ほど、 実は女性に見透かされ、静かにフェードアウトされていることに気づいていません。
「で、なんで結婚したいの?」という問いかけ。
それが“無自覚なハラスメント”になっていないか、一度立ち止まって考えるべき時代に来ているのです。
“優しさ”の押し売りに違和感…気づかれにくい“モラハラ的親切”
婚活の場では「優しい男性」は魅力的な存在です。 しかし、その“優しさ”が一方通行だった場合、女性にとってはプレッシャーや違和感として伝わってしまうことがあります。
たとえば、「車で送ってあげようか?」「次回、うちで手料理ふるまうよ」などの親切な申し出。
表面的には思いやりある行動に見えますが、女性が内心「まだそこまでの距離感じゃない」と思っていたら、 それは“ありがた迷惑”な提案=モラハラ的親切になってしまうのです。
とくに初対面や2〜3回目のデートで過剰な気遣いやサービスをされると、 女性は「断ったら悪いかな」「気を使わせて申し訳ないな」という感情とともに、 “負担”や“引け目”を感じてしまいます。
親切に見せかけて、実は相手に心理的な義務感を与えてしまっている状態。 これは、本人の自覚がないだけで、ハラスメントの構造とほとんど同じです。
さらに厄介なのが、それを断ったときに相手が不機嫌になったり、 「せっかく良かれと思って言ってるのに」と言い返されたりするケース。
こうなると、女性は「この人とはもう関わりたくない」と思ってしまいます。
本当の優しさは、相手のペースや気持ちを尊重することです。
「無理なら言ってね」ではなく、「無理そうなら遠慮するよ」という引きの姿勢。 この“引ける優しさ”を持っている男性こそが、安心感を与える存在です。
「してあげたい」という思いが強すぎる人ほど、実は自己満足になりがち。
婚活においては、その“温度差”が関係の芽を摘んでしまう要因になっていることを、 もっと多くの人に気づいてほしいところです。
“優しさ”とは、受け手が心地よく感じて初めて意味を持つもの。 自分の善意が本当に相手にとって嬉しいものなのか、時には立ち止まって考える余白が必要です。
アドバイスのつもりが全部ズレてる…“上から目線ハラスメント”の正体
婚活の場で多くの女性が感じているストレスのひとつに、「アドバイスされること」があります。
もちろん相談したわけでもなく、求めたわけでもなく、ただ話していただけなのに、 突然「もっとこうしたほうがいい」「男はこういうのが好きだよ」と、 さも“親切心”からの助言のように語られることがあります。
けれど、女性が感じるのは“ありがたさ”ではなく、“見下されているような感覚”です。
特に目立つのは、自分が婚活慣れしていることや、過去の成功体験を引き合いに出しながら、 「だから君もこうした方がいい」と“改善案”を提示してくる男性たち。
その言葉の裏には、無意識のうちに「俺の方が分かっている」「君は間違っている」という 上下関係の構造が透けて見えてしまうのです。
こうした“上から目線ハラスメント”の特徴は、
・本人に悪気がない
・自分はむしろ良いことをしていると思っている
・断られると「素直じゃない」と逆ギレする という、三重苦のような構造でできています。
また、こうした男性は“自分の正解”を押し付けたがる傾向があり、 女性の価値観や感情に寄り添う姿勢が極端に欠けています。
たとえば「仕事が忙しくて疲れちゃって」と言えば「もっと要領よくやればいい」と返され、 「マッチングアプリに疲れてて」と言えば「俺なんか◯人と会ってるよ?」と実績自慢。
これでは、話す気も失せてしまいますよね。
婚活では、“共感”が何よりも大事なファーストステップ。
アドバイスは、信頼関係ができたあとに「聞かせて」と言われたときに初めて成立するものです。
それを無視して先回りして教えたがる男性は、どれだけ口が上手でも、 女性にとっては“自分を理解しようとしない人”として敬遠されてしまいます。
しかも、こうした発言は一見すると理屈が通っているように聞こえるため、 指摘しづらく、女性側がモヤモヤを抱えたまま終わることが多いのも問題です。
上からのアドバイスが、どれだけ相手を傷つけているか。 それに気づけないうちは、婚活が空回りし続けるという現実を、 ぜひ多くの男性に知ってほしいところです。
軽いつもりのひと言が凍らせる。“ちょいズレ発言”の破壊力
婚活の場では、直接的なセクハラ発言は少なくなったものの、「一見褒めているようで実は不快に感じる」発言が多く存在します。
たとえば: 「そんなに綺麗なのに、なんで彼氏いないの?」 「すっぴんも絶対可愛いでしょ」 「元カレが羨ましいわ」
このような発言は、男性側からすれば軽い冗談や褒め言葉のつもりでも、女性にとっては“初対面で踏み込まれたくない領域”をあっさり越えてきてしまう言葉なのです。
特に婚活中の女性は、相手が誠実かどうかを敏感に察知しようとしています。
だからこそ、こうした“距離感を無視した発言”は、誠実さを疑われる決定打になってしまいます。
そして厄介なのが、これらの発言は「褒めただけ」「冗談なのに」と正当化されやすいという点です。 男性は悪気がないので、「そんなに怒ること?」「他の人にはウケたのに」と逆に驚く。
でも女性側からすると、「この人、自分がどんな印象を与えているのか気づいていないんだな」と判断され、次はないと決められてしまいます。
“ちょいズレ発言”は、言った本人には軽くても、受け取った側には強烈な違和感と警戒感を残します。 婚活という繊細な場面では、その一言が命取りになることを自覚する必要があります。
「俺の方が大変だった」共感ゼロの“競争ハラスメント”にうんざり
女性が「仕事が大変で」「婚活疲れてて…」と話すと、なぜか「俺もさ〜」「むしろ俺の方がしんどいよ」と、張り合ってくる男性。
この“共感ゼロの会話”こそ、婚活における見えにくいハラスメントの一種です。
これは単なる会話のズレではなく、相手の話を受け止めず、自分の大変さをぶつけ返すという“感情のぶつけ合い”にすり替わってしまっている状態。
女性が求めているのは、「そうなんだ」「大変だったね」といった共感や受容です。
にもかかわらず、相手のつらさに寄り添うどころか、「俺の方が頑張ってるアピール」で返されてしまうと、「この人、他人の気持ちに鈍感なんだな」と感じざるを得ません。
特に婚活の場では、“共感力”が極めて重要。 それが欠けている人は、どんなに条件が良くても「一緒に生活したらしんどそう」と判断されてしまいます。
さらに悪いのは、こうした“張り合い体質”の人は、褒められることやねぎらわれることに飢えていて、無意識に相手から奪おうとする傾向があること。
話を聞いてもらいたいのは女性の方なのに、いつの間にか主役が入れ替わってしまう。 この“会話の乗っ取り”もまた、見えにくいハラスメントなのです。
相手の話を「聞いてあげる」ではなく、「一緒に感じてあげられるか」こそが問われている――。
それを理解していない男性が、婚活で見抜かれてしまうのは当然のことなのです。
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