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2025.06.12
「元カレ以上がいない…」理想で止まったままの女は、結婚できない。

「元カレが忘れられない」が“理想”を歪めていく
「元カレ以上の人に出会えない」「結婚相談所で紹介される人は全然ときめかない」。そう感じている女性は意外と多い。
だが、その“違和感”の正体は、「元カレを理想の基準にしてしまっている」ことにある。
実は、元カレが良かったというよりも、当時の自分の恋愛感情や経験が、美化された記憶となって今も強く残っているケースがほとんどだ。
結婚できない理由は、理想が高すぎるからではなく、“止まっている”から。
元カレを超える相手が現れないのではなく、基準が昔のままアップデートされていないのだ。
この“理想の停止”こそが婚活のブレーキになっていることに、本人はなかなか気づかない。
なぜ元カレが基準になるのか?“美化”の心理と記憶のズレ
人は過去を思い出すとき、つらかったことよりも楽しかったことを優先的に記憶する。これは「感情の自己防衛」でもある。
元カレとの思い出は、別れた理由や不満よりも、楽しかった時間だけを都合よくピックアップして記憶に残る。
さらに時間が経てば経つほど、欠点は薄れ、魅力だけが強調されていく。だから新しい相手と出会ったとき、「あの人はもっと優しかった」「もっと男らしかった」と、比較してしまいがちだ。
だが、それは事実ではなく、記憶のフィルターを通した“加工された理想像”にすぎない。
恋愛は「リアルな現実」ではなく、「過去の感情の名残」が理想になってしまうと、今後の出会いにブレーキがかかる。過去の恋愛を否定する必要はないが、それを基準にしてしまうと、前に進めなくなる。
ではどうすればいいか?まずは、“記憶の理想化”に気づくこと。
過去の恋愛をノートに書き出し、「当時うまくいかなかった理由」「不満だった点」「今なら受け入れられない点」などを客観的に整理してみよう。
頭の中で思っているだけでは、記憶はどんどん美化される。それを紙に書き出すことで、「あの人も完璧ではなかった」と冷静になれる。
理想と現実のギャップに気づかず、婚活が長引く女性たち
結婚相談所に来る女性の中には、「紹介された人は悪くないんですけど…なんか違うんですよね」という感想をよく口にする人がいる。
その“なんか違う”の正体は、ほとんどが「自分の理想とのギャップ」だ。
だがその理想が、実は過去の恋愛(つまり元カレ)をベースにしていたら?どれだけ条件の良い男性を紹介されても、「ときめかない」「なんか足りない」と感じてしまうのは当然だ。
しかも本人は、「元カレを引きずっている」とは思っていないケースが多い。
「私はもう吹っ切れてます」と言いながら、無意識のうちに元カレのスペックや雰囲気を追い求めている。これが理想と現実のギャップを埋められない原因になり、婚活が長期化してしまう。
このギャップを埋めるために必要なのは、「今の自分が本当に必要としているもの」を洗い直すこと。おすすめは、以下の3ステップ
1.理想の男性像を書き出す(元カレの特徴も含めてOK)
2.それぞれに「なぜそれが必要なのか?」を問いかけてみる
3.今の自分に本当に必要な要素だけを残す
このプロセスを通じて、「昔の価値観のままで理想を握っていた」と気づく人は多い。
比べる癖が抜けないと、誰と会っても“何かが足りない”
元カレが良かったというより、「比較癖」が抜けていないだけのことも多い。
お見合いをしても、「顔はいいけど会話がイマイチ」「話は合うけど男らしさが足りない」など、常に何かが欠けているように感じてしまう。
これは「完璧な元カレ像」との比較による錯覚であり、現実の相手を正しく見れていない状態だ。
しかも元カレという存在は、今となってはもう“追憶の中の人”。
今の彼の実態を知ることもなく、どこまでも理想化された存在になっていく。その虚像と比べて「誰にもときめかない」と感じるのは、当然の結果とも言える。
比較癖をなくすには、出会った相手の“その人らしさ”に目を向ける習慣を持つこと。「この人には何があるか」を見ようとする意識をもつだけで、視点は変わる。
また、出会いのたびに「良かった点を3つ書き出す」ことを習慣化すると、自分が本当に大切にしたい価値観に気づきやすくなる。
「ときめかない=ナシ」と短絡的に切り捨てる前に、相手の中にどんな魅力があるかを言語化してみよう。
「もう誰とも付き合えないかも…」と思った瞬間がターニングポイント
元カレ基準の理想から抜け出せないまま時間が過ぎていくと、ある日ふと「このまま誰とも付き合えないかも」という不安がよぎるようになる。
理想は持ち続けているのに、実際は誰とも交際に至らず、会っても違和感や冷めを感じてしまう。
そんな経験を繰り返すと、「自分には問題があるのでは」と自己肯定感が下がり、婚活自体が苦痛になることも。
しかし、この“どん底の瞬間”こそがターニングポイントになる。
自分が何に執着していたのか、理想をどこで止めてしまっていたのかに気づけた人から、婚活は動き出す。
ここでおすすめなのは、「他人の目線」で自分の恋愛を振り返ること。
たとえば信頼できる友人やカウンセラーに、元カレとの付き合い方や別れ方を話してみる。自分では気づけなかった“偏り”に気づけることがある。
また、「過去の恋愛を言語化するワーク」も有効だ。
元カレとの関係を紙に書き出し、「どんなところに惹かれたか」「なぜ別れたか」「今の私にとってどうだったか」を第三者目線で見つめ直すことで、気持ちの整理が進みやすい。
元カレを超える出会いは“理想を変える”ことでしか生まれない
元カレを超える人を探すのではなく、「理想そのものを変える」ことでしか、納得できる出会いは生まれない。
過去の恋愛で得た“理想像”は、当時の価値観・感情・状況に基づいたものであり、今の自分とはズレていて当然。
たとえば「ドキドキする人がいい」と思っていたのに、実際は「安心感のある人の方が向いている」と気づくこともある。
理想は下げるものではなく、“今の自分にとっての正解”に更新していくもの。そうすれば、元カレよりも信頼できる人、未来を一緒に描ける人と出会えるようになる。
理想のアップデート方法としては、「今の自分に必要なものリスト」を作ることが効果的。たとえば、
・自分が不安定になったとき、どう接してくれる人が合うか?
・仕事・家庭とのバランスをどう考えているか?
・日常を一緒に過ごしていて、心が休まるのはどんな人か?
このように“結婚後のリアル”を想像していくことで、過去のときめきよりも、「今と未来に合う理想像」が見えてくる。
過去の延長線上で恋愛や結婚を考えるのではなく、“今の自分の幸せ基準”で理想を見直すこと。それが、婚活を前に進める一番の方法だ。
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