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2025.06.13
“見栄で優しくする男”が婚活モンスターを生む|彼女はいつから勘違いしたのか?

“好かれたい”気持ちが、彼女の基準を狂わせる
「最初くらいは、いいとこ見せたい」
婚活中の男性がそう思うのは自然なことだ。
しかし、問題はその“見栄”が一線を越えてしまうことにある。
1回のデートで1万円を超えるコース料理、夜のタクシー送迎、過剰な気配りとマメな連絡。
それらが最初から“演出”であるなら、それは“持続不能な優しさ”だ。
にもかかわらず、女性はその優しさを「この人はこういう人なんだ」と解釈する。
真剣交際後、少しでもトーンが落ちた瞬間に「冷たくなった」「気持ちが冷めた」と言われ、
男性は「最初から全部、無理してたんだよ…」と心の中で呟く。
そうして、“最初の見栄”が関係を壊していく。
そしてその繰り返しが、女性を“婚活モンスター”に変えていく。
それは、最初から女性が勘違いしていたわけではない。
見栄で始まる男性の優しさこそが、女性の認知を狂わせているのだ。
最初は“好かれたい”だけだった男の見栄が、関係を歪める
婚活の初期段階で、男性が「とにかく印象を良くしたい」と思うのは自然だ。
だが、その“頑張り”が「自分の本質以上の振る舞い」になってしまったとき、
それはもう見栄であり、演出である。
たとえば、以下のような振る舞いが典型的だ。
}・初回・2回目・3回目のデートすべてで、1人1万円以上のレストランを予約する
・タクシー代を全額出す、毎回駅まで見送り
・帰宅後に「今日はありがとう!」と即LINE、その後も深夜までやりとり
・相手の好みに合わせてプレゼントを用意、急に花束を渡す
・仕事の忙しさを押してでも会おうと無理なスケジュールを調整
もちろん、最初の段階では「よく思われたい」「チャンスを逃したくない」という意識がある。
しかしこの頑張りは、本当の自分を知られることへの恐れの裏返しでもある。
「本当の自分のままでは選ばれない」
「気を抜いたら他の男に持っていかれる」
この恐怖心が、過剰な演出を生む。
だが、その“頑張り”の正体を女性は知らない。
そして、目の前で展開される一連の振る舞いを「この人の素の姿」としてインプットする。
結果、男性が自然体に戻ったとき、その差が“落差”として女性を混乱させる。
最初に背伸びしすぎることで、関係のスタート地点を誤ってしまうのだ。
彼女はどこで“勘違い”したのか?優しさが既得権になる瞬間
多くの男性は「女性が勝手に勘違いした」と感じているが、実際にはそうではない。
女性は、“目の前で提供されたサービス”を信じただけ。
それが“本命の私に対する扱い”だと理解しただけだ。
つまり――
女性は事実に基づいて信じただけであり、騙されたとも、誤解したとも違う。
問題は、“提供側”の男性がそれを継続できるだけの覚悟も戦略もなく、
単なる“スタートダッシュ”として実施していた点にある。
そして、女性はその“最初の扱い”を基準に期待値を作る。
そこから交際を続ける中で、以下のようなズレが生じてくる。
・「最近LINEの返事、そっけなくない?」
・「あれ?前はもっと会う時間を調整してくれてたのに」
・「お店、最近だいぶランク下がったよね?」
・「忙しいって言われるの増えた気がする」
このように、“落ちた対応”が過去の基準に照らして気になるようになる。
人は“得たもの”よりも、“失ったように感じるもの”に強く反応する。
つまり、最初に与えた“高待遇”が基準化されてしまうと、
少しの変化も“手抜き”や“冷めた”と感じさせてしまうのだ。
その結果、女性は「扱われ方」に敏感になり、相手の本質を見ようとしなくなる。
そうして、誤解が積み重なるうちに、「優しさ=義務」だと思い込むようになる。
それが“モンスター化”の第一歩だ。
「それ、最初だけじゃん」男性の見栄が剥がれた途端、女性は豹変する
真剣交際に進んだ途端、「あれ?雰囲気が変わった?」と女性が違和感を持つことはよくある。
それは、男性が“見栄のフェーズ”から“素の自分フェーズ”に自然と戻っていくからだ。
婚活初期は、誰でも多少の演出がある。
しかし、真剣交際に入るというのは「演出をやめて、本音で関係を深めていくフェーズ」でもある。
だが女性は、“あのときの待遇”こそが“この人の愛情表現”だと思っていた。
そう、もうその時点でズレは確定しているのだ。
たとえば以下のような状況が起きる:
・初回デート:ディナー1万円 → 真剣交際後:ランチで軽食
・交際初期:毎日LINE+電話 → 真剣交際後:既読スルーが増える
・初期:「大丈夫?」「疲れてない?」 → 真剣交際後:「仕事で忙しいんだ」
これらの変化に、女性は冷められたと感じやすい。
なぜなら「以前の対応との落差」があるからだ。
女性は、“好き”の大きさを「態度の継続力」で測る。
一方、男性は“安心した相手”には「自然体でいたい」と思う。
そのため、温度差が生まれるのは避けられない。
だが、最初の段階で男性が“持続不可能な優しさ”を積み上げていたなら、
そのギャップはもはや“急落”に感じられてしまう。
しかも、男性が悪気なく「この関係ならもう無理しなくていいよね」と思っていることが
女性にとっては「私に対しての興味が減った」という受け取り方になる。
そうして女性は不安を募らせ、LINEが返ってこないことで拗ね、
高級ディナーが減ったことで「扱いが雑になった」と感じ始める。
結果、“不満をぶつける彼女”が誕生する。
男性は「俺ばっかり頑張ってる気がする」と思い、
女性は「最初と全然違うじゃん…」と寂しさを抱える。
ここで別れるカップルは非常に多い。
原因は「冷めた」のではない。「最初が過剰すぎた」のだ。
婚活市場に増殖する“モンスター女子”はこうして生まれる
“婚活モンスター”という言葉がネット上にあふれている。
だが、その多くは最初から“高望みで傲慢な女性”だったわけではない。
本来はごく普通の価値観を持ち、礼儀正しく、真面目に結婚を考えていた女性たち。
そんな彼女たちが“モンスター化”していく過程には、共通する「育てられ方」がある。
それが、“演出型男性”たちの優しさと見栄の連続体験である。
たとえば以下のような経験を複数回積むと、女性の認識はこう変わっていく:
・「初回デートはレストランを予約してくれて当たり前」
・「迎えに来るのが普通、電車移動なんて失礼」
・「連絡は毎日してくれる男性が誠実」
・「奢るのは当然、割り勘って本気じゃない証拠」
・「付き合ってもらうなら、それなりの条件が必要」
そして、男性のほんの少しの配慮不足が“愛されていないサイン”に見えるようになる。
本当は、男性も不器用なりに誠実だったかもしれないのに。
だが、“過去の男たちの演出”が、彼女たちの期待値を不自然に上げてしまったのだ。
ここで生まれるのは、誠実な男性とのすれ違いである。
そしてすれ違いが続くうちに、女性は「なんか普通の人って物足りない」と感じるようになり、
「もう誰も私を大事にしてくれない」と婚活への不信感を抱く。
そして、無意識のうちに「選ぶ側」という立場から降りられなくなる。
それが、周囲から「婚活モンスター」と見られる要因になるのだ。
だがその正体は――
見栄で優しくした“過去の男たち”が作り出した産物である。
男性側にとっても、決して他人事ではない。
“いい人”をやめた男だけが、結婚にたどり着く
では、どうすればこの悪循環から抜けられるのか?
答えはシンプルで、「最初から無理をしないこと」だ。
最初から奢らないで割り勘にする、という意味ではない。
「奢るとしても、それが当たり前だと思われない関係性を作る」ということだ。
つまり、“等身大の自分で接すること”が最も重要なのだ。
・無理して高い店に連れて行かない
・忙しいときは「忙しい」と正直に言う
・連絡は続けられる範囲で誠実に対応する
・自分のペースや考えも伝える
・相手にも「無理をさせない」優しさを示す
これらを貫いても、なお一緒にいたいと言ってくれる女性こそ、
“演出”ではなく“素の自分”を受け入れてくれる相手である。
そして逆に、最初から“もてなされること”に慣れている女性に対しては、
早い段階でその反応を見極めることも重要だ。
結婚は日常だ。
日常とは、「毎日演出しないでも一緒にいられる相手」と暮らすこと。
婚活では“いい人”を演じることでチャンスを掴めたように見えても、
それは“続かない優しさ”が作った幻想だ。
結婚できる男性は、“誠実”でありながらも、自分のペースを守れる人。
そして、“モンスター化しない女性”を選べる人。
見栄を捨てた瞬間から、本当の婚活は始まる。
“いい人を卒業した男”だけが、たどり着けるゴールがある。
あとがき|最初の一歩が、すべてを決めてしまう
見栄を張った優しさは、誰かを喜ばせることはできても、
その後の関係を苦しめることがある。
最初の一歩で「自分をよく見せよう」と無理をすると、
その瞬間から“誤解される未来”が始まってしまう。
婚活は“続けられる関係”を築くことが目的。
演出で勝ち取った交際は、いつかほころびる。
それなら最初から、自分を偽らず、自然体で臨んだほうがいい。
“彼女を勘違いさせたのは、誰なのか?”
その問いに向き合うことが、婚活を前に進める第一歩になる。
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