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2025.05.16
「事業承継って、嫁=戦力ですか?」そんなの、誰も教えてくれなかった。

「結婚したら、うちの経理も手伝ってくれると助かるんだよね」
彼が何気なく言った一言に、ゾッとした。
恋人としては優しくて真面目。 でも、“家業を継ぐ予定”という現実が、こんなに重くのしかかるなんて思わなかった。
事業承継――それは、結婚相手に“共同経営者”の役割まで求められる人生。
好きだけじゃ乗り越えられない、でも嫌いになれない。 私たち女性は、どんな覚悟を持ってこの結婚に向き合えばいいのか?
事業承継婚で突きつけられる「嫁=戦力」という現実
彼との結婚が現実味を帯びたとき、初めて耳にする「事業承継」という言葉。 それは単に“会社を継ぐ”話ではなく、結婚生活そのものに密接に関わってくる、もうひとつの人生設計です。
女性にとっての問題は、家業そのものよりも、 「あなたも家業の一員として動いて当然」という空気に気づいた瞬間から始まります。
経理も現場も“任意じゃない”空気
「暇な時でいいから事務手伝ってよ」 「お客さん来た時、お茶くらい出せる?」
最初は“お願い”のようでいて、それが“当然”に変わるのは、時間の問題。 気づけば、給与もないまま日常的に家業を支えている。
しかも、それが「家族なんだから当たり前でしょ?」の一言で片づけられる。
家業の手伝いは“善意”ではなく、“前提”として扱われがち――。 これが、事業承継婚に潜む最大の違和感です。
「家業=家族」だから、親も義務も全部ついてくる
事業承継では、実家がそのまま会社であり、義両親が“経営陣”であることも珍しくありません。 つまり、家庭と仕事の境界がなくなり、日常が“職場化”するのです。
義母とキッチンで家事を分担しながら、翌日の予約確認 義父から突然「取引先への対応お願い」と頼まれる 親族会議で“家のこと”と“会社のこと”が一緒に話される
結婚=夫婦の関係だけでなく、 「会社」と「親」と「自分の人生」が複雑に絡む構図に放り込まれる。 そんな感覚に、抵抗を感じない女性のほうが少数派です。
キャリアもライフスタイルも“犠牲前提”になる怖さ
特に大きいのは、「あなたの仕事はどうするの?」という問題。
家業の都合に合わせて転職・退職・パート化。 「家の都合だから仕方ないよね」と言われても、 自分が築いてきたキャリアや夢を、誰も保証してくれない現実が待っています。
それでも「家のために」と踏み切る女性もいますが、 途中で「私は何のためにここにいるの?」と心が擦り減ってしまうケースも、決して少なくありません。
事業承継婚とは、“結婚”と“仕事”が渾然一体となった関係性。 その中で女性が担う責任と役割は、想像以上に重たいのです。
彼のひと言が“地雷”になる瞬間
事業承継そのものではなく、女性が不安になるのは、 「この人とその生活を一生続けられるか?」という部分。
そしてその判断を左右するのが、彼の“言葉の温度感”です。
「無理しないでね」があるかどうか
「大丈夫?不安なことある?」 「一緒に考えていこう」
そんな声かけがあるかないかで、女性の安心感はまるで違います。
逆に、「みんなそうしてるから」「うちは昔からこうだから」 そんな“慣習で押し切る”スタイルを感じた瞬間、気持ちは一気に冷めていく。
結婚とは、“役割の割り当て”ではなく、“価値観のすり合わせ”。 この前提がない相手と、家業婚は絶対に成立しません。
「うちの親と話してよ」その一言に詰む人間関係
親との同居、義母との協力体制、親戚付き合い。
彼が「そのあたりもお願いね」と軽く言った時、 その裏には“調整する気ゼロ”の態度が見え隠れします。
話し合ってくれる気があるか? 何かあった時に自分の味方になってくれるか?
この“対話力”がないまま結婚すれば、 女性はどこにも相談できないまま、孤立する未来しか見えません。
“話せる男”としか家業婚は成立しない
結局、家業がどうとか、事業が大きいとかではないんです。
「話し合えるかどうか」 「味方になってくれるかどうか」
このシンプルな条件を満たせない相手とは、どれだけ収入があっても、どれだけ優しくても、幸せな結婚は成立しません。
家業婚とは、“人生観の共有”ができるかどうかの試金石でもあるのです。
好きだけじゃ決められない。でも諦めたくない
事業承継という仕組みが悪いのではなく、 そこに巻き込まれる女性の“感情”が置き去りにされやすいことが問題なのです。
それでも「彼のことは好き」「できれば一緒にいたい」と思えるなら、 次の3つの視点を持つことが大切です。
「手伝うこと」と「人生を共有すること」は違うと認識できているか
家業を手伝う=愛ではありません。
協力できることと、人生を捧げることは別問題。
この線引きをしたうえで、「どこまで関わるか」を話せる関係性かどうか。 それが、事業承継婚を前向きに考えられるかどうかの分岐点です。
価値観が合うだけでなく、調整できる人か
最初からピッタリ合う人なんていません。 でも、ズレを放置せず、都度話し合って微調整できる人なら、未来を描けます。
話し合いが“できる人かどうか”を、交際中にしっかり見てください。
本音を言えば、女性側だって家業を手伝いたくないわけじゃない。
ただ、“一方的に押しつけられる形”が無理なのだ。
「ありがとう」「無理しないで」と言ってくれるだけで、負担感はまるで違ってくる。
つまり、大事なのは“負担”そのものではなく、“伝え方”と“受け止め方”。 夫婦になるということは、役割を分担することではなく、感情を共有していくことなのだ。
まとめ
事業承継婚が難しいのは、制度でも家業でもなく、 「その相手と、一緒に未来を作っていけるかどうか」。
「嫁=戦力ですか?」 そんな言葉に違和感を持ったあなたは、ちゃんと大切なものを守ろうとしている証拠です。
無理をするのではなく、納得できる形で歩めるかどうか。
覚悟ではなく、“会話”ができる人を選んでください。
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