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2025.06.13
お見合いで勝つ人の共通点は、“気遣いを伝える技術”だった

「話は普通にできました。でも、もう一度会いたいかと言われると…うーん」
結婚相談所で活動していると、このような“惜しい”お見合い結果に何度も遭遇します。
プロフィールは申し分なし。清潔感もあり、会話も特に問題ない。それでも交際希望が出ない。
その原因は、会話の中身やスペックではなく、「印象の薄さ」にあります。
婚活の現場では、優しさや誠実さは“あって当然”とされます。
大切なのは、それをどう伝えるかの技術。つまり、気遣いを「感じさせる力」があるかどうかです。
優しさは、持っているだけでは伝わりません。
“この人と一緒にいたら安心できそう”という印象を残せるかどうか。それが次のステップへ進む鍵になります。
今回は、実際にお見合い現場で交際へと繋がっていく人たちがやっている、気遣いを“伝える技術”としての5つの行動を解説します。
「最初の挨拶」で相手の警戒心は解けるかが決まる
お見合いの第一印象は、顔でも会話の内容でもありません。
出会ったその瞬間、席に座るまでの“挨拶”と“空気の出し方”で、すでに評価は始まっています。
たとえば、待ち合わせ場所で軽く会釈して座るだけの男性。
本人は「ちゃんと挨拶した」と思っていても、相手には「なんだか素っ気ない」「無関心?」と受け取られることがあります。
反対に、相手の目を見てしっかりと「本日はお時間いただきありがとうございます。お会いできて嬉しいです」と伝えられる人は、それだけで“誠実な人”という印象が残ります。
緊張していても大丈夫。大切なのは、相手の時間に敬意を払う気持ちを、言葉と態度で表現できるかどうかです。
声のトーン、表情、体の向き。そうしたすべての要素が「この人、ちゃんとしてる」と感じさせる材料になります。
勝てる人は、「自分がどう思われるか」よりも、「相手がどう感じるか」を意識しています。
その視点が、挨拶のひとつにもにじみ出るのです。
「ありがとうございます」だけで終わらせない人が印象に残る
感謝の言葉は人間関係の基本です。でも、それだけでは“印象には残らない”のが婚活の難しさです。
お見合い中、飲み物を注文してくれたり、席を譲ってくれたり、会話の中で気遣ってくれたり――
こうした場面でただ「ありがとうございます」と言うだけでは、誠意は伝わりきりません。
たとえば、「温かい飲み物、ありがとうございます。気が利いて嬉しいです」と、具体的な感想を添えるだけで、相手は“自分の行動が伝わった”と実感します。
人は「感謝された」ことよりも、「自分の気遣いに気づいてもらえた」と感じた瞬間に、心の距離を縮めるものです。
一方で、機械的に「ありがとうございます」を繰り返すだけでは、ただのマナーに見えてしまい、印象に残ることはありません。
気遣いを“伝える技術”とは、感謝を形にして返すこと。
相手の行動や配慮を言語化して返すだけで、「この人は見てくれている」「ちゃんと通じ合える人かも」という信頼が生まれるのです。
「ちょうどよく終わらせる技術」が“また会いたい”を生む
お見合いの終盤、意外と印象に残るのが「どう終わるか」です。
会話が盛り上がったからといって長く引き延ばすと、逆に相手を疲れさせてしまうことがあります。
特に女性は、その後の予定や移動時間も意識して動いているため、時間配分には敏感です。
そんなとき、「そろそろお時間ですね。今日は本当にありがとうございました」と自分から切り出せる人は、“空気が読める人”として好印象を残します。
「もう少し話したい」と思っていたとしても、その気持ちをぐっとこらえて潔く終わらせる姿勢には、相手への配慮や礼儀がにじみます。
逆に、終わりのタイミングが読めず、ダラダラと余韻なく退席すると、「なんとなく落ち着かなかった」「また会っても長引きそう」という印象を残してしまいます。
お見合いは長さではありません。
むしろ、“もう少し話していたかった”くらいで終わるのが、次に繋がる絶妙なタイミング。
勝てる人は、相手が「疲れなかった」「また会っても大丈夫」と思える空気を残して席を立ちます。
それこそが“また会いたい”を引き出す技術です。
「飲むスピードを合わせるだけ」で空気が整う
話す内容や会話のテンポばかりに気を取られている人は、無意識のうちに相手との“リズムのズレ”を生んでしまうことがあります。
そのズレが最も表れやすいのが、実は「飲み物のスピード」です。
お見合い中、自分だけが先にドリンクを飲み干してしまい、手持ち無沙汰になって相手を見つめてしまう。
この状況、意外と相手にはプレッシャーです。
一方で、相手がカップに手を伸ばすタイミングに合わせて自分も動き、少しだけ飲み残してゆっくりペースを揃える人は、「この人、落ち着いていて一緒にいて楽だな」と思われます。
これはたった数秒の行動ですが、“呼吸を合わせられる人”という安心感を与える非常に効果的なテクニックです。
お見合いは、お互いの存在に慣れるまでの“観察の時間”でもあります。
言葉だけでなく、こうした小さな動作のシンクロが、自然な信頼感を育てるのです。
「姿勢と所作」が言葉以上に人間性を伝えている
お見合いにおいて、会話がいくら盛り上がっても、「姿勢が悪い」「落ち着きがない」「態度が雑」では評価を落としかねません。
人は、無意識に「その人の品格や誠実さ」を、立ち居振る舞いから感じ取っています。
例えば、背筋を自然に伸ばして座っている人には“安定感”が感じられますし、話すときに体ごと相手に向けている人には“誠実さ”が伝わります。
反対に、椅子に浅く座って足を組んだり、バッグを床に無造作に置いたり、スマホをテーブルに出したままだったりすると、「この人、ちょっと雑かも」という印象が強くなります。
所作というのは、自分では気づかないうちに“価値観”や“他人への接し方”を映し出す鏡です。
丁寧な動作は、それだけで「きちんとした人」「家庭的な生活ができそう」という将来像を感じさせます。
お見合いのような短時間の出会いでは、言葉で伝えきれない部分こそ、動きが物語ります。
勝てる人は、この“静かなコミュニケーション”でも信頼を築いているのです
まとめ
お見合いで選ばれる人は、性格が良いとか、話がうまいとか、そういう表面的なことだけで勝っているわけではありません。
彼らが共通して持っているのは、「気遣いをどう伝えるか」という“再現可能な行動の技術”です。
・丁寧な挨拶でスタートの空気を整える
・感謝を“言葉+気持ち”で伝える
・会話の余韻を残す絶妙なタイミングで終える
・飲み方やリズムを相手に合わせて自然な一体感を作る
・所作や姿勢で“ちゃんとしてる感”を見せる
これらは、特別なスキルでも、演技でもありません。
「どうしたら相手が心地よく過ごせるか」を考えて動ける人が、結果として“選ばれている”のです。
お見合いで勝ちたいなら、優しさを伝える方法を磨いてください。
気遣いは感覚ではなく、技術にして初めて届くものなのです。
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