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2025.06.17
「癖が強い」と言われ続けた女性が、成婚できた“たった一つの理由”

若い頃は“個性”だった言動が、年齢を重ねると“痛さ”に変わる
婚活の場で「癖が強い」と言われてしまう女性は少なくない。だが実際には、それが性格の問題ではなく、年齢を重ねたことによって“個性”が“扱いにくさ”と誤解されやすくなっているだけのケースも多い。
若い頃は「元気がいい」「個性的」と好意的に受け取られていた言動でも、30代半ばを過ぎると、「落ち着きがない」「配慮が足りない」「相手に合わせる気がない」といったように、まるで別物のように見られてしまう現実がある。
今回紹介するのは、婚活中にたびたび「癖が強い」と指摘されていた30代後半の女性が、成婚に至るまでの変化と、その核心となった“たった一つの気づき”についてである。
癖が強いと思われるのは、“共感性”が感じられないから
この女性が婚活初期につまずいていたのは、会話の“かみ合わなさ”だった。
自分の話をする際、相手の意見にかぶせるように体験談を語ってしまい、相手の言葉をしっかり受け止める姿勢が伝わらなかった。
話し方のテンポや内容が原因ではなく、“共感する姿勢が感じられない”というのが実際の問題だった。
彼女の会話は終始「私だったらこう思う」「私のときはこうだった」という“私視点”で構成されており、相手の話の内容には触れていても、その感情には寄り添えていなかった。
共感性の高い人は、相手の感情や背景に寄り添って反応できる。
だが彼女の場合、話の内容よりも自分の意見を述べる傾向が強く、相手に「話を聞いてもらっていない」と感じさせてしまっていた。
そこで、カウンセラーの助言により「一度、相手の言葉を繰り返してから自分の話をする」ことを意識した。
たとえば「それ、すごく大変でしたね」と受け止めたうえで、「私も似たような経験があります」と繋げる。このシンプルな順番の違いが、相手の安心感を大きく左右した。
以降、彼女の会話は格段に柔らかくなり、仮交際に進む確率も明らかに上昇した。会話の印象は、内容よりも“姿勢”で決まるという実例である。
“まだ独身”は「何かある」と思われる時代背景もある
婚活市場では、30代後半を過ぎても独身である女性に対して、「性格的に難があるのでは?」という無意識の偏見が根強く残っている。
そのため、自己主張が強く見えると、それだけで「扱いづらそう」と判断されてしまうことがある。
実際にこの女性も、「強そう」「一緒にいて疲れそう」と感じさせてしまう場面が多かったという。
本人にそのつもりがなくても、日常生活で一人で決断する機会が多くなれば、自分の判断基準が確立し、それが表情や受け答えに現れる。
それ自体は悪いことではないが、初対面で“壁”として伝わってしまうリスクがある。
さらに、生活習慣や時間の使い方、仕事への姿勢などがすでに確立されていると、「相手に合わせる気がないのでは?」と疑念を持たれやすくなる。
年齢を重ねた独身女性は、特にこうした“誤解”を受けやすい土壌にいる。
彼女はそこに気づいたあと、自分の意見を通すことよりも、「まず相手の考えを聞いてから、自分の考えを柔らかく添える」という姿勢を意識した。
それだけで「柔軟な人」「話しやすい人」という印象を持たれるようになった。
“癖が強い”という評価は、発言内容ではなく、“受け入れる構えのなさ”に感じられることが多い。
だからこそ、自分のスタンスを見せる前に、まずは「あなたに関心があります」という空気感を作ることが有効だった。
正しさを譲れない人は、“関係構築”を拒んでいるように見える
この女性が婚活でつまずいていたもう一つの大きな要因は、「正しさ」に対するこだわりだった。
会話の中で「いや、普通はこうでしょ」「それって効率悪くないですか?」といった表現が多く、相手の考えを否定している印象を無意識に与えていた。
決して意地悪なつもりではなかった。
彼女なりに相手のためを思い、自分の考えを素直に伝えていた。ただその“素直さ”が、“柔らかさ”を伴っていなかったため、意見のぶつかりに見えてしまったのだ。
婚活の初期段階では、「一緒にいて安心できるかどうか」が判断基準になる。
そのとき、相手が感じる“否定される空気”は致命的だった。
実際、交際が進まなかった数人の男性は、「考え方が違うというより、意見の余地がなさそうで怖かった」と後でカウンセラーにこぼしていた。
そこで取り組んだのが、「まず肯定する」コミュニケーションだった。
たとえば、相手が自分と違う価値観を語ったとき、「そうなんですね、それも素敵な考え方ですね」とワンクッション入れてから自分の話をする。
たったそれだけで、相手は自分を受け入れてくれる安心感を得られる。すると、その後の会話も前向きなものへと自然に展開していく。
彼女が気づいたのは、「正しさを伝えること」よりも「相手が安心して意見を言える空気づくり」の方が、よほど関係性には大切だということだった。
成婚につながったのは、価値観を変えたからではなく“共感姿勢”を持てたから
最終的に彼女が成婚を決めたお相手は、彼女とは真逆の性格だった。
落ち着きがあり、言葉数が少なく、慎重で控えめ。
かつての彼女であれば、「テンポが合わない」「話しにくい」と感じていたタイプかもしれない。
だが今回、彼女は最初から“聞く姿勢”を意識していた。
自分の話を一方的にするのではなく、相手の言葉をじっくり聞き、「それってどう感じたんですか?」と感情の部分に踏み込む質問を投げかけた。
自分の価値観を挟む前に、相手の考えに共感的に反応する。その積み重ねが、「一緒にいると心地いい」という印象を相手に与えた。
男性側から見ても、「最初はしっかりした人で緊張したけど、話すうちにどんどん安心できた」と感じたという。
このように、価値観を合わせる必要はなかった。彼女が変えたのは、“相手の価値観に敬意を持つ姿勢”だった。
どれだけ個性があっても、癖があっても、共感をベースにした関わりができれば、相手との信頼関係は築ける。
それは、彼女自身が身をもって証明したことだった。
“癖が強い”で終わらせない人は、関係性の作り方を学んでいる
婚活では、“個性が強い”こと自体は問題ではない。
むしろ、印象に残りやすく、会話も弾みやすい。ただ、それが“自分中心の世界観”として伝わってしまうと、「この人と一緒に生きていけるか」という視点で不安を持たれてしまう。
彼女が選ばれた理由は、“癖を消したから”ではない。“癖の扱い方”を変えたからだった。
自分の考えは変えずに、伝え方を変える。
主張をやめるのではなく、タイミングを見て伝える。
その繊細なバランスを意識するようになってから、彼女の人柄は「強すぎる人」から「芯のある優しさを持つ人」へと受け取られ方が変わった。
実際、成婚が決まった後、相手男性はこう語った。
「彼女はちゃんと意見を持ってるし、しっかりしてる。でも、僕のこともちゃんと尊重してくれた。それがすごく心強かった」
婚活で求められるのは、“正しさ”でも“おもしろさ”でもない。“一緒にやっていけそう”という実感だ。
癖が強いと思われがちな人ほど、自分のこだわりや感性をどのように伝えるかに工夫が必要になる。
しかしそれができれば、むしろ他の誰ともかぶらない“唯一の存在”として相手の記憶に残ることができる。
この女性のように、「共感」を手に入れた癖強キャラは、婚活において最も魅力的な存在へと変わることができる。
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